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アップルの新型「MacBook Air」は買うべきか?円安で“5万円値上げ”も

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“お値段据え置き”でも円安直撃…

 原油高、半導体不足、そして新型コロナからの景気回復に伴い、物価の上昇が世界的な問題となっている。アメリカでも事態は深刻で、生活必需品の値上げが庶民を直撃と報じられている。

 しかし今回、シリーズの普及機であるMacBook Airはアメリカ本国での販売価格を据え置いた(1,199ドルから)。独自の半導体供給ルートを有し、クリーンエネルギーへの移行を進めてきたAppleの強みが出た形だ。もっとも、アメリカにおけるインフレの中心はサービス(無形財)であり、「モノの値段」に関してはそこまでではないという研究もある。

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アメリカでの価格据え置きには企業努力を感じるが、対する日本円はまったく頑張っておらず、結果5万円近い値上げに

 ところが、日本での販売価格は税込16万4800円からと、「10万円台前半」のレンジに収まらなかった。筆者はコロナ禍の2020年に当時新型のMacBook Air(エントリーモデル)を購入したが、価格は税込11万5280円。どれだけ苛烈な値上げか一目瞭然だ。

 言わずもがな、これは目下進行中の円安のためである。本来であれば“コスパ”に太鼓判を押したかった新しいMacBookだが、残念なことに、日本円の置かれた悲惨な現状を再確認する機会となってしまった。

<TEXT/ジャンヤー宇都>

「平成時代の子ども文化」全般を愛するフリーライター。単著に『多摩あるある』と『オタサーの姫 〜オタク過密時代の植生学〜』(ともにTOブックス)ほか雑誌・MOOKなどに執筆

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