ロッテ佐々木朗希の「審判騒動」から学ぶ、周囲を味方にする3つのスキル
3)ホカロン作戦
「ホカロン」は、密閉された外袋の封を切ることにより、空気中の酸素が内袋内の鉄と水に触れ、その酸化熱で温まる使い捨てカイロ。実は、実はホカロンを開発したのは、グループ企業のロッテ電子工業(現:ロッテ健康産業)なのです。
人は、失敗したり、人間関係に悩むようになると、相談相手が欲しくなるものです。この商品のように、相談相手として心温かく接しましょう。
・袋の封を切ることで発熱することから、「進んで自己開示して相手に寄り添う」
・寒いときに懐で温めることから、「相手の窮地に胸の内に入って温かく接する」
【結論】
相手の窮地に心温まる対応を
相手の心の奥地に触れて共感を得よう
以上、これら3つのスキルを身につければ、相手からの信頼は増し、多くの共感を得ることができるはずです。
心理学の交流分析においては、人の心には、心の入り口にある虚飾された「代理の感情」と、心の奥地にある隠された本音「本物の感情」が併存するとされています。怯えや悲しみなど本音として隠された後者の感情に触れることが、相手との距離を近づけるうえで大切だと説いています。
まさしく、今回ご紹介した3つのスキルは、心の奥地にある「本物の感情」にアプローチを行うことで、相手からの共感を得る方法なのです。
周囲からの共感を得る為に、相手の心の奥地に寄り添いましょう。佐々木投手が「令和の怪物」と称されるならば、みなさんはこう称されるはずです。「奥地の恋人」(おくちのこいびと)。
<TEXT/川野智己>