人間関係が「めんどくさい」と感じたら…人生の幸せ度を高める、人とのつき合い方
職場では上司や同僚、プライベートでは家族や友人との人間関係について、悩みを抱えている人は少なくありません。一方、たくさんの人と積極的に関わりたいという人もいます。あなたは人づき合いが好きでしょうか? それとも苦手でしょうか?
どんな人にも何かしらの人間関係があるのだから、どうせならそれをプラスに活かしたいものです。これまで築いてきた人間関係が、あなたの人生にどのような影響を及ぼしているかを知り、どの人との関係を大切にしたいのかを見直す方法を、作家・経営コンサルタントの本田健氏の著書『本田健の人生を変える1分間コーチング』(だいわ文庫)から紹介します(以下、同書を一部編集の上、抜粋)。
人間関係で自分の幸せ度を上げる方法
人間関係と聞くと、なんとなく気分がふさぐ、という人もいるのではないでしょうか。
面白いことに、世の中には人づき合いは面倒だという人が結構います。小さい頃から両親とうまくいかなかったり、友だちができなかったり、または、いじめられたりした経験がある人は、人づき合いを避けがちです。週末も誰かと遊ぶということはなく、パートナーも持たない人、一人で過ごすことが多く、プライベートな時間は趣味に没頭するというような人です。
逆に、人とたくさんつき合って、楽しい関係を増やしていく人もいます。こういう人はパーティーが好きで、自宅でパーティーを開いたり、ホテルなどの豪勢なパーティーに参加したり、飲み会にも積極的に参加しています。あなたは人間関係が苦手でしょうか? それとも楽しんでいるほうでしょうか?
たくさんの人とかかわりたい人は…
興味深いのは、人間関係を面倒くさいと思う人は、人間に対してある特定のイメージを持っていることです。たとえば、人は自分を傷つける存在かもしれない、人間関係はトラブルになる原因だ、親しくなると相手のことが負担になる、相手にイヤな奴だと思われたくないから近寄りたくない。こういったことを考えています。
結果的に、パーティーに誘われても行かないし、新しい人間関係を築かないような生き方になってしまいます。
一方、たくさんの人とかかわりたい人は、人とつき合うのが楽しい、新しいことを学べる、人と一緒にいるとワクワクする、人と一緒にいると新しいアイディアが浮かぶ―― 、そういう観念を持っています。あなたは、どちらのほうに惹かれるでしょうか? そして、どちらのほうに変化していきたいでしょうか?