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“スマホの奴隷”に…リモートワークで「生産性がダウン」する人の特徴

学び

インプットとアウトプットを繰り返す

仕事

 検索においては、2つの情報が存在するのです。

■ 無意識の検索=筋が悪い情報ばかり表示される(ノイズ)
■ 仮説を元にした検索=筋が良い情報がヒットする確率が高まる

 大切なことは、たくさん検索することではなく、どのような方向の情報を検索するのか先に決めることです。検索する前には事前に十分な仮説を立てておくことが求められます。

「とりあえず」で検索するなんて、料理のメニューも決めずにスーパーへ行って片っ端から食材を買い込むのと同じこと。この場合、「カレーを食べる」と決めて必要な具材を考えた上でスーパーに行けば、ムダな買い物は減ります。「とりあえず検索」は、自分には不要な情報(ノイズ)だけになってしまいます。

 つまり、リモートワークにおける仕事力は、仮説を充分に立てて検索し、インプットとアウトプットを繰り返すスタンスが求められます。リモートワークでITツールがメインの仕事になっても、自分の頭で考え、情報を吟味する“ひと手間”をかけることが仕事力の鍵を握るわけです。

<TEXT/人材育成トレーナー 鈴木進介>

コンサルタント。1974年生まれ。株式会社コンパス代表取締役。現在は「思考の整理術」を使った独自の手法で人材育成トレーナーおよびコンサルタントとして活動中。大学卒業後、IT系企業や商社を経て25歳で起業。著書に『本当に大切なことに集中するための頭の“よはく”のつくり方』(日本実業出版社)など多数
HP:鈴木進介公式サイト

ノイズに振り回されない情報活用力

ノイズに振り回されない情報活用力

「自分に必要な情報の効率的で精度の高い集め方(インプット)」から、「集めた情報の整理」、「情報を使いこなすための方法(アウトプット)」までを解説した、情報の本質を見極め、仕事の成果につなげていくために必要なスキルが身につく1冊

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