“東京五輪銀メダリスト”が選手兼ベンチャー社長に「日本のバスケ環境を変えたい」
現役選手が会社を設立した背景は
アスリートとして活動する傍ら、2020年4月に株式会社TRUE HOPEを設立。イベント会社の社長として、スポーツの普及活動も手がけている。
「自分が会社を経営する考えはあまりなかったですが、自分がやりたいことを実現させるための環境が必要だった」と設立の理由を語る髙田さん。コロナ禍での活動の難しさを感じつつも「この時代だからこそ出来る触れ合い方もある」という想いで、バスケットボールをはじめとするスポーツの普及活動を行なっている。
「長い間離れてしまっているが、人々の温かさを感じる場所」である地元豊橋市の高校生とオンラインでトークセッションをするなど、積極的な活動を見せる。
「こんな状況があったからこそ、自分とオンライン上で接することができたと思ってもらえたら嬉しい。従来の形ではありませんが、自分がやりたかったバスケットボールの普及活動も徐々にできつつあるので、これからも競技のことを知っていただき、ファンが増やす活動を続けていきたいです」
日本のバスケ環境を変えていきたい
新たに取り組みたいと考えているのが、「各家庭にバスケットボールを送るプロジェクト」だという。
「日本では、街中にあるゴールの数も少ないですし、 学校の授業などの限られた場面でしか、バスケに触れられない状況です。そのような環境を少しでも変えていくために、バスケットボールを寄付する活動を始めたいなと思っていて。
もし各家庭にバスケットボールがあれば、競技を身近に感じてもらえますし、楽しさにも気づいてもらいやすい。ボールが1個でもあれば、たくさんの方々に興味を持ってもらえるのかなと思っています」