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デートは30分前集合…彼の「時間厳守ルール」に疲れた25歳女性の気づき

コラム

 時間に対する考え方や価値観は人それぞれです。だからこそ、自分の持つ時間の価値観が、ガラッと変わってしまった経験をしたことがある人もなかにはいるでしょう。

腕時計

画像はイメージです(以下同じ)

「私自身がのんびり屋な性格で、よく遅刻する人間でした」と話す山木美香さん(仮名・25歳)もそのひとり。

時間厳守ルールは10分遅刻でブチ切れ

「私より5つ年上の彼氏ができたんです。当時はその彼にとにかくゾッコンでしたね……。時間にやたら厳しくて、絶対にどんな時でも10分前行動をする人でした

 正反対のタイプにも思える彼氏は、とにかく時間厳守のタイプ。10分前はもちろん、大切な会議や予定がある時は30分前から事前行動をする人だったそうです。山木さんにとってどんな時も前もって行動できる彼が、しっかりしていて素敵な男性と映ったようです。

 とある日、彼氏を含め共通の友人たちと一緒に競馬を見に行った時のこと。友人の1人が、待ち合わせに10分遅刻してしまったのです。幸いにも競馬のレース開始に遅れることはなかったのですが……。

彼氏の影響で遅刻がなくなった

時間にうるさい彼氏

「楽しく休日を過ごして友人たちと解散した後、彼と2人でご飯を食べに行ったんです。そこで『10分も遅れるやつの気が知れない。前もって少し早く行動したら遅刻なんてないはずだ』と愚痴っていて。その一言でハッとして、彼との約束では絶対遅刻は厳禁なんだ……と強く感じました」

 もともと時間に対してゆるい感覚を持っていたので、その件がきっかけで遅刻をしないように厳重注意をするようになっていきます。

「大好きな彼氏をイラつかせたり、嫌われたくないという気持ちが強かったですね。時間に厳しい彼氏と付き合って約半年経ったころには、気づけば無意識のうちに“時間厳守人間”になっていました。友達との待ち合わせでも遅刻することがなくなり、みんなにはとても驚かれましたよ。全く自覚もなかったので自然とそうなっていたようです」

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