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カンニング竹山の仕事論、“やる気スイッチ”クソ喰らえ「オンオフは決めなくていい」

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出会いたかったら、外に出ろ

LIVE放送禁止

LIVE放送禁止2021in中野サンプラザ

――2008年から続く『放送禁止』が生まれたのも、放送作家の鈴木おさむさんと出会っていたからですね。出会いのコツはあるのでしょうか。

竹山:やっぱり、自分が外に出て、いろんな人と触れ合わないと、どんな出会いも起きない。恋愛でも仕事仲間でもです。寺山修司さんの「書を捨てよ町へ出よう」とか、ラテン語のことわざにある「見る前に飛べ」とか、昔の人も、だいたい同じこと考えてるんですよ。

 俺も若い時は「おじさんうるさい!」って思ってたけど、太古の昔から、多分同じことの繰り返し(笑)。なんだかんだ、人生長く生きてるやつの言うことは聞いておいたほうが楽だぜっていうのは、ありますよね。

 ただ、だからって若者が遠慮する必要はないと思います。やりたいと思ったことはやったほうがいい。失敗も痛手もあるんだけど、時が経ってくれば、凹んだことが“美味しく”なってくるんですよ、不思議と。経験を積むってプラスしかないから、いろんなことをやっておくといいんじゃないかな。

「オンオフ」を決めなくていい理由

カンニング竹山

竹山:僕は、オンオフを決めるなとよく言うんです。なんか、“やる気スイッチ”的なこととか、オンはこうでオフはこうでって分けるのが大事とか、世の中は意識させたがるでしょ。でも僕に言わせれば、オンもオフもいらないの。うまく調節できたら、全部「オフ」。仕事も遊びも、全部「遊び」。難しいけど、なるべくそうなるように心を楽にするのよ。

「ああ、仕事やりたくねーなー」と言ってても、みんなしたくねぇんだよと。嫌々やるよりも、やってみたら面白い発見があるかもしれないと思ってやったほうが、人生は楽しいと思います。いかに、全部を「遊び」にできるかですよね。

「遊び」っていうと怠けるとか、サボる、手を抜くっていうイメージがあるかもしれないけど、ここで言いたいのはそういうことじゃなくて、楽に楽しくやればいいんじゃない?っていうこと。遊びを仕事に変えればいいわけだし。仕事を「遊び」に変えていけばいいんだよっていう感じです。でも、一生懸命やらないと結果は出ないので、「遊び」もすべて本気でやるということですね。

 あと、自分で自分を縛っている固定概念のようなものをぶち破ったほうが、人生は面白くなる。こうしなくちゃいけない、って決めつけなくていい。それ、1回やめてみ? やめちゃいけないって誰も言ってねえじゃん、みたいな。

 例えば、会社やめるもやめないもお前が決めていいんだぞっていうこと。就職でもよく行きたい会社がないとかいうけど、世の中、会社だけじゃないぜ。もちろん、そんな自由な生き方ができればいいけど、なかなかはできないですよね。ただ、悩んだり迷ったりした時に、肩の力を抜いてそういう考え方もあることを思い出すと、楽にはなるかなと思います。

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