三菱UFJ銀行を辞めたYouTuberが教える、資産形成のコツ。NISA、iDeCoの違いとは
おすすめは「楽天ふるさと納税」
――所得税や住民税は、もともと納めないといけないお金なので、そのお金が応援したい自治体へ寄付でき、実質2000円で返礼品がもらえるというのは、お得ですね。
小林:そうですね。年間の寄付の合計額に対して、実質負担は2000円で済むため、多く寄付をするほどお得になります。ただし、寄付によって税金から控除できる上限額は、収入や家族構成などによって決まっているので気を付けてください。
寄付の申込は、ふるさと納税サイトで行えますが、おすすめは「楽天ふるさと納税」です。うまくやれば約20%程度のポイント還元も狙えるため、楽天カード、楽天銀行、楽天証券などで楽天経済圏を利用するのであれば、「楽天ふるさと納税」にしておけば間違いないでしょう。
一番のやりがいは「フォロワーの声」
――現在は生活も安定しているようですが、今後のことはどのように考えられていますか?
小林:ブログで発信活動をはじめたときから数えると、独立してもう5年ほど経ちますが、フォロワーさんに「役に立ちました」とか「参考になりました」と言ってもらえることが、今でもいちばんのやりがいなんです。
これからもYouTubeの投稿は続けつつ、今回の書籍などで、より多くの方に見て頂ける機会を増やしながら、お金に困っている方の悩みを少しでも解決できればと思っています。
<取材・文/山内良子>
【小林亮平】
1989年生まれ。横浜国立大学経営学部卒業後、三菱UFJ銀行に入行。同行退社後、ブログやSNSで資産形成(つみたてNISAやiDeCo、楽天経済圏、ふるさと納税など)の入門知識を発信。現在はYouTube「BANK ACADEMY」の運営に注力しており、YouTubeのチャンネル登録者数は27万人を超える。初の紙の書籍『これだけやれば大丈夫! お金の不安がなくなる資産形成1年生』(KADOKAWA)を9月2日に出版