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19歳の“天才”プロゲーマーも登壇。有名Clubhouseユーザー達が語る音声SNSの未来

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その場で「Clubhouseの歌」に曲を書いた

Hidehito Ikumo氏

Hidehito Ikumo氏

「Japan Townhall」にて、「Clubhouseの歌」を披露したのが、サンプラザ中野くん(爆風スランプ)の音楽プロデューサーでもあるHidehito Ikumo氏@laylalaneheday)。クラブハウスとの出会いは、サンプラザ中野くんから送られてきた「面白いものを見つけたから、入ってほしい」というメッセージがきっかけ。

「僕が加入した2〜3日後に、中野くんから『クラブハウスが面白いので書いた』という歌詞が送られてきたんですよ。『1週間くらいかけてじっくり曲を書こうかな』と思っていたのですが、すぐに中野くんのトークルームに呼ばれました。『今、ここで曲を書いてください』と言われたこともあり、その場で歌詞にメロディをつけていきました

 多くのユーザーに見守られて作った「Clubhouseの歌」には、およそ100人のリスナーに録音してもらったというコーラスが載せられ、2週間ほどで完成に至った。ちなみに曲の立案者でもあるサンプラザ中野くんは「Japan Townhall」の登壇時に「今度は1000人のコーラスを入れた曲を作りたい」と語るなど、さらなる制作意欲も覗かせていた。

日本での実装が待たれる「送金機能」

 ロサンゼルス在住のIkumo氏はアメリカ人シンガーのヴァレリー氏と「レイラ・レーン」を結成し、アーティストとしても活動。2010年には逆輸入という形でメジャーデビューを果たし、「Happy Lane」はコカ・コーラのCMに起用された。2018年には、ドジャースタジアム(ロサンゼルス)行われたメジャーリーグの試合前に国歌斉唱を行った実績も持つ。

「クラブハウスは最初、軽い気持ちで始めましたが、多くの人に集まっていただけたこともあって定期的にルームを開くようになりました。レトロなラジオのように聞こえる音質も雰囲気が出ていて気に入っています」

 コロナの影響で思うような活動ができない状況が続くなか、「ここでしか聴けない音楽」をコンセプトにオリジナル曲の弾き語りや未発表曲を公開する場として、ファンとの交流のツールとして一役買っているようだ。

 アメリカ在住のIkumo氏のアカウントには、まだ日本では実装されていない「Give Money」(投げ銭)機能も実装されており、「みなさんにはチップを渡すような感覚で使っていただけている」と、満足げな様子。今後の日本での展開も待たれるところだ。

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