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食べたくなったらストレス限界の「危険信号」食事&睡眠習慣でやせる体を作る

暮らし

内分泌系が乱れると食べたくなるものは?

植田:自律神経系だと、どんなエラー症状が出るかと言うと、夜眠れなくなる、または逆に昼間にめちゃくちゃ眠くなります。内分泌系であれば、ホルモンの分泌が乱れるので、食欲がめちゃめちゃ増える、特に甘いものとか脂っこいものをすごく食べたくなるんです。

庄野:疲れているときに、それらが食べたくなるっていう感覚とは、また違いますか?

植田:いや、それと同じストレスです。疲労困憊のときって、常に食べたくなるじゃないですか。例えば「やべえ、明日プレゼン資料作らなきゃいけない」って言っておきながら、ずーっとチョコ食べたりしませんか?

 ホルモンの分泌が乱れで食べ過ぎちゃうので、体脂肪が増えやすくなったり、逆に筋肉が付きにくくなったりするなどいろんな悪影響があります。

 免疫系がエラーを起こすと風邪ひきやすくなるとか、人によっては蕁麻疹・帯状疱疹が出たりしますね。要は免疫力が下がってるので、いろんな症状が出てしまうわけなんです。

 だから常に高いストレスにかかっている、侵されている状態だと、エラーが出てしまって、いろいろな症状が出てしまいます。エラーが出ている状態でダイエットしても、成功するわけないですよね。

庄野:なるほど。

ストレスを減らすには睡眠を取ればいい

植田:基礎代謝力がガクンと下がってるわけですよ。そのストレスをどうやって減らせばいいかっていうのは睡眠をとることなんです。睡眠を365日毎日ちゃんと熟睡できていれば、ストレスレベルをグーっと下げることができます。

 そうすれば自律神経系・内分泌系・免疫系の3つのシステムがちゃんと正常化しますので、その状態でダイエットすればちゃんと計算通りに体脂肪・体重がすっと落ちていくんです。

 なかには「食事とトレーニングをすごく頑張っているのに、体脂肪・体重減らねえな」って人が絶対いると思うんですよ。まず睡眠を見直しましょう。ちゃんと眠れています?

 最低1日7時間眠れていますか? 熟睡できていますか? いびきかいていませんか? 歯ぎしりしていませんか?っていうチェックが必要なわけですよね。

筋トレ

庄野:内分泌に関しては睡眠をしっかりとることで、たくさん食べたい、甘いもの脂っこいもの食べたいとも思わなくなって必然的にやせる……という良い循環が起きるわけですね。

植田:そういうことですね。だから結局、ダイエットの本来の目的っていうのは、体を健康にしなきゃいけないんですよ。健康にしていけば、副次的に体脂肪が減っていくわけです。目的と手段を履き違えちゃダメですよ。

 まずは健康になるために、食事と睡眠とトレーニング。睡眠をとらないと、いろんなエラーが出てしまうため、結果体脂肪は減らないということになります。だから睡眠ってすごく重要なんですよっていうことです。

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