21歳男性、“オタクあるある”で42万フォロワー。TikTokで支持を得られたワケ
普遍的なネタは強い
「オタクはイベントやライブ、物販の日は帰りの電車代外は全部お金使っちゃうよねとかは典型例です。分野を選ばずオタクはみんなそうですから。コミケの話をしているのに、ジャニオタにも当てはまる。それが個別の話をしているのに、普遍性を持つネタです。
あとは、時代。今の時代でなくても、普遍的に当てはまる“あるあるネタ”もヒットしやすいです。たとえば、自分の生まれる前のアニメ知識もネットで軽く勉強しておくと、普遍的なものを発見できます。昔とオタクのイメージは少し変わってますが、オタクそのもののあり方や考え方はあまり変わってないと思うんです」
やまぐちさんによると、時事性が強すぎると一時的にいいねやコメントがついても、以後反響を呼ばず、すぐに廃れてしまうといいます。
「例えば、いま放送中のドラマの解説より、みんなが共感できて、かつそのコンテンツを今からでも見れるようなネタがウケるんです。だから過去作品が見れるアニメならば投稿してもオッケーと思っています」
ユーザーの年齢層が思ったより広かった
さらに、投稿を続けていると、やまぐちさんはフォロワーのある傾向に気づいたそうです。
「TikTokって、意外と僕のお母さんくらいの年齢の人が普通に見てくれているんです。おすすめに流れてくる動画だけ見ていると、20代の若い人しか見ていないと思いがちだけど、『エヴァンゲリオン』や『ジョジョの奇妙な冒険』、『北斗の拳』のネタもめちゃくちゃウケますから」
では、そんなやまぐちさんに動画投稿のコツを聞いてみました。
「エフェクトのコツは、エフェクトに頼らないことです。たとえば、無加工動画の時点で笑顔でなければ、フィルターをかけても、いい笑顔の動画は撮れません。
また、エフェクトをかけることを前提にしているなら、画角はいつも以上にこだわってください。エフェクトで顔が大きくなるならば、元の動画で画面いっぱいに顔が映るとエフェクトを掛けた時にはみ出してしまいます。なので余白があったほうがよいです」