“上司と良い関係を築けない人”に共通すること
上司と良い関係を築けない人 = 想像力の欠如
結論からいうと、上司と良い関係を築けない人は「想像力が欠けている」というケースが非常に多いです。
・上司が今どんな仕事をしているか想像できない/しない
・上司はどんなことに困っていて、何をしたいのか想像できない/しない
・上司がなぜ自分にこの仕事を頼んでいるのか、想像できない/しない
・上司はどのような仕上がりを求めているのか、想像できない/しない
・もらった仕事をこなした後、次にすべきことが想像できない/しない
などなど、「想像する」という行為ができない、もしくはしないのです。すべて「自分がどう思うか」という視点でしか考えていないため、一番近くにいるクライアントである上司の気持ちや状況に想像が及ばず、的外れな行動をしてしまうのです。その結果、上司とのコミュニケーションも難しくなり、より的外れになる……という悪循環。
上司と良い関係を築ける人がやっていること
どんな上司ともうまく関係を築き、仕事を円滑に回している人は、上記と完全に真逆です。
まるで自分が上司その人になったかのようなリアリティをもって想像し、上司から指示を受ける前に先回りしてやるべきことを終わらせ、「本当に助かった」「いつもありがとう」という心からの感謝を引き出しているのです。スキルや経験ももちろん大事なのですが、この「想像力の有無」が職場での関係性構築力を大きく左右するのです。
もしあなたが上司との関係に悩んでいるとすれば、「想像力が足りない」もしくは「本当にヤバい上司の下で働いている」のどちらかになります。後者であればすぐに逃げる以外にないですが、もし前者の場合は、「自分はリアリティをもって上司の状況や思考、悩みを想像できているだろうか」と考えてみてください。そこから一気に行動の質が変わっていきますよ。
<TEXT/戦略コンサルタント Shin>
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