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勘違い上司もいるけれど…“いい部下”になって自分が得する3つの心得

学び

共通点2 ◇ 怒られ上手になること

同僚

 みなさんにこれから持っていただきたい部下の心得として次にお伝えしたいのは、「怒られ上手になること」です。今では「怒られる」という表現が適切ではないかもしれませんが、実力や成果で勝負する会社員人生を歩んでいくなかでは、指導されない人はいません。

 なかには自分に落度があると分かっていながらも、非を認めようとせず上司に言い訳をしたり、口先だけでその場しのぎをしたり、相手を言い負かしたりして叱られる時間を長くし、逆に信用を削っていくことがあります。実にもったいないことです。

 また、私も経験があるのですが、100%自分が間違っていないのに、上司の思い込みや他の人からの誤った情報により、叱られる場面がありますよね。上司とはいえ人間なので、勘違いすることもあります。そんな時は右から左に話を流しながら「はい、分かりました」と言っておけばよいのです

指導しやすい部下には仕事のチャンスが

 ここで「勘違いしていないですか?」と自分の正当性を主張することで時間を使うよりも、別の方法で勘違いだったことを気付いてもらうほうが圧倒的に信用を得やすくなります。例えば、結果として数字を出して示すことや、別の場面でそれとなく伝えること。思慮のある上司であれば、きっと気付いてもらえます。

 また、ここで重要なのが、たとえ10%でも自分に非があったのであれば、しっかり反省することで自身の成長に繋げることです

 社会人、つまり「ビジネスのプロ」の世界での育成というのは、成長する余地がある人、将来への活躍が楽しみな人に徹底して指導して才能を伸ばしていくことです。上司が指導しやすい部下は仕事のチャンスが巡ってくることが多いことを心得ておき、あえて「怒られ上手」になっていきましょう。

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