グーグル、フェイスブック…IT企業の働きがいは?社員の口コミ評価ランキング
ナイル、grooves社員の口コミは…
【ナイル株式会社】
強み:経営陣の能力。メディア事業・自動車事業の先見性 経営陣の能力は非常に高い。自動車の事業もビジネスモデルなど非常に魅力的。
弱み:既存事業、特にマーケ支援の事業の見通しのなさと人材流出 マーケのコンサル事業は今後の方向性を数年決めかねている間に、競合各社は統合やツールベンダーへの転換を進めかなり置いていかれている印象 またマネージャーも新陳代謝が少なく、かつその登用の基準も不可解だったこともあり、ある程度成長したメンバーから離脱している
事業展望:自動車の事業が当たれば未来は明るく、かつニーズは将来的に大きくなると思われる。 一方でコンサル・メディア事業がそれまで耐えられるかが懸案になると思われる(デジタルマーケティング事業部、コンサルタント、在籍3年未満、男性)。
【株式会社grooves】
強み:・競合らしい競合がいないサービス、クラウドエージェントを展開。
・ITエンジニア特化のForkwellもまだ成長途上にあるがエッジの効いたサービス。
・全国の地方銀行と提携してサービス拡充が期待できる。
・地方創生に関する政府の動向も追い風。
弱み:・まだまだ伸び代もあるサービスだが、その分しっかり作り込みプラットフォームとなれるかがまだまだ不明瞭
・新しいサービス、他にない戦略(地銀戦略など)を採っているため、課題にぶち当たっても答えがない。
事業展望:・地方の採用プラットフォームの決定版となる。
・さらにその後は海外事業が控えている(管理職、在籍3年未満、男性)。
「インターネット業界」の特徴について
他業界と比べて、各社の特徴がわかるだけでなく、クチコミの文字数ボリュームが非常に多いのも特徴でした。そのまま読むのは大変なので、次の項目ではこれらのデータを整理・要約していきます。上記のクチコミを踏まえると、「インターネット業界」の上位企業は大きく3タイプに分けられます。
・タイプ1:有名外資IT企業(Google・Facebook・Salesforce)
・タイプ2:上場済みの国内企業(ユーザベース・リクルートライフスタイル・イトクロ)
・タイプ3:上場を目指す新興企業(ナイル・ビーボ・grooves)
タイプ1の企業は入社難易度が高い傾向にあります。イメージとしては「直接の知り合い(サークルの先輩・元同僚など)に社員がいて話が聞ける」くらいの状況に、自分自身をもっていかないとそもそも検討対象になりません。
タイプ2の企業も1ほどではないにせよ、それなりに対策が必要です。特に上位の企業は一般顧客向けのサービスが多いので(ユーザベース=NewsPicks・リクルートライフスタイル=ホットペッパー/じゃらんなど・イトクロ=塾ナビ)、事前にその企業が運営しているサービスを研究し、「企業の一員として」改善提案ができるようにしておくのは非常に重要です。
また、タイプ3の企業の場合はほとんどのケースで「代表取締役の出身企業・本人の性格」が会社の特徴に反映されており、同じIT系企業といっても事業内容・雰囲気が大きく異なります。もちろん、タイプ3の企業の場合もその企業が扱っているサービスの事前研究は必須です。
いずれのタイプの企業を目指すにせよ、クチコミを参考にしつつ、気になる会社の社員が知り合いにいたら是非直接感想を聞いてみるとよいでしょう。クチコミも非常に参考になりますが、一番いいのは「生の意見」だからです。本稿がご自身の希望業界分析の際に参考になれば幸いです。
<TEXT/アラートさん(@blackc_alert) 協力/OpenWork[オープンワーク]>