アフターコロナで「モテる・モテない」男性の決定的な差
非モテ男性は、よりモテない時代に
――ところで女性である勝倉さんが、男性向けのモテ戦略を執筆したのはどういった経緯が?
勝倉:男性をターゲットにした恋愛工学系というジャンルは、まだまだ認知度も低くて、同様のテーマを扱う書籍は市場にも数えるほどしか刊行されていません。ところが時流はというと、恋愛資本主義という名の「自由競争」の真っ只中にあります。まったくノウハウを持たない非モテ男性はとことん負け込んでいく容赦ない時代です。
だったら私がモテコンサルで得た数百件の事例を元に、恋愛のルールと女ゴコロの本音を代弁しようと。そうすれば一人でも多くの非モテ男性を素敵なモテ男性に変身させることができると思ったのがきっかけでした。
女性の気持ちを理解できる男性になる
――最近は恋愛におけるかけひきが面倒で、キャバクラや風俗などお金で解決する関係を好む若い男性もいるようですね。
勝倉:これはちょっと根深い問題というか、キャバクラに通い詰めちゃうまでハマるのはモテ強戦略論的によろしくない傾向だと思います。どうしてかと言うと、男性の感覚を麻痺させてしまうから。そういう場所は露出度大の美女がもてなしてくれるので、必然的に女性の見た目に対するハードルも上がります。
ちょっと失礼な言い方になりますけど、男性自身のルックスがイマイチなのに、美人のキャバ嬢から毎晩チヤホヤされ続けたらどうなるでしょう。一般女性が引くような勘違いの原因になってしまい、非モテからの脱出がより一層困難になるはずです。
――女性から嫌われる勘違い男にはなりたくないですね。
勝倉:清潔感の話に戻りますが、素敵なモテ男性というのは、「こうしたら不快に思われるかもしれない……」と、女性の気持ちを理解できる人のこと。そうして恋愛を楽しめる余裕が生まれると、その先には素敵なハッピーラブライフが待っていますよ!
<TEXT/永田明輝>
【勝倉千尋】
上智大学外卒。新卒で三菱東京UFJ銀行に総合職として入行。法人営業・外資系企業向け不動産ファイナンス業務に携わりつつ、副業でモテコンサルとして活動。2019年7月に銀行を退職し、独立。独自のマッチングサービス運営やメディア執筆など、多岐に活動