ビデオ会議に“距離”の概念?異色の「リモート朝活」に参加してみた
オードリー若林さん著書を紹介
朝活は、お気に入りの本を紹介するというテーマで、一人ずつ発表していきました。アイコンの輪郭が音声に合わせて震えるので、映像をオフにしていても、誰が話しているのかわかります。映像を大きく見たいときは、画面を拡大すれば十分なサイズになります。
本を紹介しながら、該当の本の画像が貼られていきました。話していてわからない言葉があれば、参考画像を貼り付けて解説もしていました。簡単な操作で画用紙にふせんを貼るようにペタペタ貼れるので、視覚的にも盛り上がりがみえて楽しいです。
二次元的な対面ではなく、空間をつくることで、リラックスした雰囲気で交流ができました。
主催者がSpatialChatを選んだ理由は?
いろんなツールがあるなかで、なぜSpatialChatを選んだのでしょうか。主催者の笠場さんにお聞きしました。
「若者が集まれるコミュニティを作りたくて、ツールを探していたときに、ネットでSpatialChatを見つけました。誰かと話したいときは近づいて、そうでないときは離れればいい。そんな距離の柔軟性が決め手でした。
今回は本の紹介をやってみましたが、以前の朝活は、コワーキングスペースのように雑談と作業する場にスペースを区切って開催していたからです。最適なツールだと満足してますが、できれば文字でチャットや参加者のプロフィールを確認できたらいいですね」
SpatialChatは、シンプルで手軽な一方で、セキュリティ面などは不安の声があがっており、今後さらに開発が進むことが期待されます。いろんなウェブ会議ツールがありますが、参加者のハードルを下げて、大人数で各々交流を図りたいときは、SpatialChatを思い出してみてください。ツールを使いわけて、新しい生活様式に適応していきたいですね。
<取材・文/ツマミ具依>