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新型コロナで「最も検索されたサイト」は?行動ログで明らかに

ビジネス

3月に利用が急増したアプリ。Zoom、ゲームや動画も

 アプリはというと、テレワークで需要が一気に増えたオンラインミーティングアプリ「ZOOM Cloud Meetings」がダントツの1位191%で、2月からほぼ倍増。1年前からは628%増と一挙に市民権を得た感で、最近は飲み会にも使われています。

 2位「Mobile Select」88%はセコム系のコンタクトセンター支援アプリで、NTTドコモなどが問い合わせ受付の入口として採用しています。11位「Skype」も前月比24%ユーザーが増加しました。

 他方、3位「サンデーうぇぶり」70%、7位「少年ジャンプ+」47%といったマンガ、8位「Hulu」、14位「AbemaTV」21%といった動画、10位「スポナビ野球速報」29%などのコンテンツアプリも余暇ができた影響で利用が増加。5位「どうぶつの森」ゲームも49%増です。

コロナ

図表5 3月に利用が急増したアプリ(3月のユーザー100万人以上のアプリ。黄緑はビジネス系、ピンクはコンテンツ、黄色はEC、水色は飲食)

 4位「Xperia Lounge Japan」はXperiaユーザー用サポートアプリで、3月末ひっそり(想定外に)始まった5Gの影響を受けているかもしれません。

シェアエコノミー、宅配サービスも普及

UberEats

※画像はイメージ ©LCVA

 6位「地図アプリ」はドコモユーザー向けの地図ですが、取得した位置情報が混雑状況分析などに使われていて、多数のメディアで取り上げられたせいか、2月から48%ユーザーが増えています。

 思わぬ家での時間を断活使った人も多いと思いますが、不要物の売買や譲り合い、助け合い情報を地域ごとに探せる9位「ジモティー」も37%上昇。移動が制約されるなかでのシェアエコノミーにフィットしそうです。

 13位「ケンタッキーフライドチキン公式アプリ」21%は前年同月比も38%増。人気のない街で唯一元気な姿がまぶしい「Uber Eats」は18位で前月比19%、前年同月に比べると192%もユーザーが増え、おうちごはんを支えているとみられます。17位「吉野家公式アプリ」も20%ユーザーが増えました。

 ECはファッション12位「ZOZOTOWN」が前月比23%、Loftや西武・そごうから食品までセブン&アイ商品を幅広く扱う20位「オムニ7アプリ」が前月比19%増加。ブティックや百貨店がほとんど休業の影響とみられ、やはりECにはチャンスといえるかもしれません。

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