年収1.3億円サラリーマンmotoのビジネスメール術「わかりやすい文章はこう考える」
Slack、LINE…ツールごとに使用目的を
また昨今は、メールだけではなく、SlackやLINEなどのチャットツールを使う場面も多い。うまく使い分けるヒントはあるのか。
「チャットツールについては、主にSlack、チャットワーク、フェイスブックメッセンジャーを利用しています。チャットツールの使い分けは、基本的に相手が利用しているチャットツールに接続する形で使っていますが、副業の仕事のメンバーとはSlackで、プライベートな仲間とはLINEで、ビジネスの付き合いが多かった人とはmessengerでやりとりしています」
それぞれのツールごとに使用目的を決め、使い分けることが重要だ。とくに新型コロナウイルスの影響でリモートワークの機会が増えている昨今、その重要性は増してくる。
「僕は仕事とプライベートをきっちり分けたいタイプなので、仕事におけるやりとりを個人の連絡手段に持ち込むことはしないようにしています。LINEなどの個人の電話番号に紐づくものは仕事の連絡手段として使わないことが多いです」
取引先、上司、部下の順で丁寧に!
意外に新入社員を悩ませるのが、メールを送る時間帯だ。2019年にはGmailに「予約送信機能」も追加された。上司、部下、取引先によっては文章も使い分けたほうがいいのだろうか?
「取引先、上司、部下の順に丁寧に書いたり、時間も業務時間内など気をつけるようにしていますね。個人的には、役職や会社を意識するより、相手との関係性を重視することが大事だと思います。
相手との関係性によって、どこまで砕けていいのか、時間を気にしなくていいのかが決まると思います。ただ、どんなシーンにおいても礼儀だけは忘れないようにしています」
相手の顔が見えない状況でも、最低限の礼儀を忘れないことが大切だ。メールのテクニックをマスターして、新生活のスタートダッシュを切れるようにしよう!
<取材・文/シルバー井荻 撮影/八杉和興>
【moto(もと)】
1987年、長野県生まれ。実名は戸塚さん。地元の短大を卒業後、ホームセンターに入社。リクルートなど4度の転職を経て、現在は本業年収1000万円、副業年収1.2億円。講演・SNSなどで多くのサラリーマンの悩みに答えると同時に、昨年初の著書『転職と副業のかけ算』を上梓