まだリクルートスーツ着てるの?失敗しない「2着目の選び方」
リクルートスーツとは異なるビジネススーツの選び方を「分かりやすさ」と「キーポイント」を押さえて、前後編の2回に分けてお伝えします。
前編となる今回のポイントは以下の3点です。
1、購入するショップはどこなのか?
2、スーツ選びのサイズ表記は何を見る?
3、スーツ選びに欠かせない! テイストとは?
1.購入するショップはどこなのか?
A: スーツ量販店、あるいは「スーツカンパニー」がGOOD!
2着目の購入先としてオススメは、AOKIや洋服の青山、コナカ等のスーツ量販店。ただし今は、各社が若者向けに展開しているブランドもあります。
それぞれ特徴がありますが、シンプルに、価格、デザインの豊富さといった点から、私のおすすめショップが、ツープライススーツで有名な「ザ・スーツカンパニー」(青山商事)です。
ザ・スーツカンパニーは「ハイファッション・ハイクオリティな商品を最高の立地でリーズナブルな価格にて提供すること」がコンセプト。
まさにその通りに20~30代の若年向けのオシャレなデザインかつ、価格も2万8000~3万3000円と比較的リーズナブルです。しかも種類が多く選びやすいという利点があります。
また、都心部を中心に、店舗数が多く、アクセスしやすいのもおすすめする理由のひとつです。
2.スーツ選びのサイズ表記は何を見る?
A.「目安身長」と「ドロップ表記」を意識
さて、どこのショップを選べばよいかわかりました。しかしながら、ビジネススーツに限らず、スーツ購入でもっとも大事なのはサイズ感です。
そこで、まずはサイズ表記について教えます。ザ・スーツカンパニーのサイズ表記でチェックするべきなのが、「目安身長」と、ヨーロッパで使われることが多い「ドロップ表記」(8・6・4・2)という測り方です。
※ドロップ寸 = (胸囲 - 胴囲) ÷ 2
たとえば、胸囲と胴囲の差が16センチだと、ドロップ8と表示されています。だいたい「8=スリム 6=普通 4=がっちり 2=ゆったり」と捉えるとイメージしやすいかと思います。
たとえば、身長165センチでドロップ8(胸囲と胴囲の差が16センチ)だと、サイズ表記は「165-Drop8」と書かれているものを選ぶとよいでしょう。
3.スーツ選びに欠かせない! テイストとは?
A. ゆったり目か、タイト目か確認しよう
もう1つスーツ購入で押さえるべきポイントに「テイスト」という考え方があります。スーツにはゆったり目からタイト目まで、スーツ作成の素になっている「パターン」と呼ばれるスーツの設計書ごとに、それぞれテイストがあります。
ザ・スーツカンパニーでは「アドバンス」「クラシック」「リラクシング」の3つのテイストを押さえましょう。
・アドバンス:タイトフィットな着用感とデザインのバリエーションを重視(シルエット→タイト)
・クラシック:ジャストフィットの着用感とクラシカルなディテールを重視(シルエット→スタンダード)
・リラクシング:ソフトフィットで、コンフォータブルな着用感を重視したスーツ(シルエット→ゆとりあるフィッティング)
痩せ型(細目)の方はアドバンスorクラシックを選びます。標準体型の方はクラシック、恰幅のいい方は、リラクシングと捉えていただけるとイメージしやすいです。
スーツの印象で人の反応は変わります。ぜひあなたの職場に馴染むビジネススーツを選んでください。
次回は、これさえ押さえておけばいいスーツ選びの5つのポイントをより詳しくお伝えします。
<TEXT/山崎 剛>