新型コロナで結婚式が中止に…キャンセル料はどうなる?プロが解説
衰えることを知らない新型コロナウィルス。「1〜2週間が瀬戸際」とされていたのも今や昔、政府による「大規模イベントの自粛要請」も継続中でイベント業、観光業など多くの業種に打撃を与え続けています。
そんな最中、身近なところでも実施するか否か、判断が求められるイベントがあります。それは「結婚式」。新郎新婦側はもちろんですが、もし自分がゲストとして招待されている時、どのように判断すれば良いのでしょうか?
キャンセルか、延期か
まずは結婚式の基礎知識を押さえておきましょう。今回のような情勢の中で、結婚式を実施するかを迷っている時、どのような選択肢があるのでしょうか。
式場探しをサポートするWebサービス「Choole」などを展開する株式会社リクシィの代表取締役・安藤正樹さんによれば、ブライダル業界全体で式場側からの中止を申し出るケースはないそうです(※本稿3月24日時点)。
その理由はあくまで政府発表が“自粛要請”であるため。そのため「現状、結婚式を行う場合、式場側はインフルエンザやノロウィルスが流行している中での実施と同様の対応策を取っていることが多いです」(安藤さん、以下同)
したがって、実施するか否かはあくまで新郎新婦側の自己判断に委ねられます。そして結婚式を行わないと決めた時の選択肢は「キャンセル」と「延期」の2つ。しかし安藤さんによれば、式場側は「延期」を勧めることが多く、新郎新婦側から選ばれる選択もほとんど「延期」とのこと。