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バレンタインに高級アポロチョコも登場。明治アポロ、50周年のこだわり

子供菓子の脱却を目指し、大人向け商品も

 ユニークな形状、イチゴチョコとミルクチョコの組み合わせによる親しみやすい味、パッケージのかわいらしさ。これら3拍子が揃っているからこそ、アポロはロングセラーを続けているのだろう。

 明治調べによる商品ブランドの認知度調査では、国民の96%がアポロを知っているという。

「アポロは幼少期に食べた経験のある人が多いと思います。小学校高学年から中学生くらいになると、お小遣いをもらえるようになり、アポロ以外のお菓子を買う選択肢も増えることから一度離脱しますが、親として子供を育てる時は、再びおやつとして買い与えることも多い。

 このような商品の消費サイクルがあるなか、今後は大人向けにもブランドを訴求していき、アポロのヘビーユーザーを増やしていきたい」

バレンタインや五輪に向けたブランド訴求

株式会社明治

クラブハリエとコラボした商品「ボンボンショコラアポロ」

 バレンタインによるチョコ需要が増加する時期に合わせたプロモーションも積極的だ。「今までケーキなどのお菓子のデコレーションに使ってもらうことしか訴求してこなかった」と語る櫻井氏は、50周年という節目の年だからこそ力を入れる施策についてこう話す。

「アポロは幼少期に食べる『子供菓子』のカテゴリーですが、今年のバレンタインに合わせて洋菓子ブランド『CLUB HARIE(クラブハリエ)』のショコラティエとコラボレーションし、『ボンボンショコラアポロ』を名古屋と大阪のデパートで販売しています。税込で5400円なので、高級志向の大人に向けた商品としてアポロファンを増やしていきたいです」

 こうしたプロモーション施策もさることながら、アポロの特徴的な形やパッケージから感化された「アポロコーデ」というファッションスタイルが自然発生的に生まれたのもまた、長寿ブランドとして愛されている理由を示すものだろう。

 ビビットなピンクは着こなしづらいが、くすみピンクとブラウンの組み合わせであればオフィスや普段着のコーデとして取り入れやすい。このような形でアポロのブランド喚起がされることは想定外だったという。

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