「他人が握ったおにぎり」を食べられる?20代に聞いた、意外な結果は…
「食べられる」も「食べられない」も理由がない
最後に「誰が握ったおにぎりでも食べられる」「食べられない」と答えた人を見ていきましょう。
どちらの場合も一番多いのは「特になし」(24歳・福岡県・男性)「なんとなく」(24歳・愛知県・男性)という特別な理由を示さない回答。結局「食べられる」「食べられない」理由は、知らないうちに身につけていた生理的な許容ラインによるものなので、説明もできないし、説明の必要も感じない人が多いのでしょう。
ほかにも面白い回答がありました。例えば、「どんな人でも食べてくれる人のために作っているし、そういう想いを無駄にしたくないから」(26歳・東京都・女性)、「何でも食べ物を作ってもらったら 感謝して食べないといけないと思うから」(27歳・大阪府・男性)といった個人の道徳観が見える回答。
食べ物にとても真摯な姿勢を見せる声も
さらには「料理をする他人の手が汚いという感覚がないから」(26歳・北海道・女性)、「逆に何故おにぎりだけOUTなのかわからない」(29歳・京都府・男性)といった料理をする人そのものへの信頼が見える回答などです。
特に面白かったのが「おにぎりが好きだから」(29歳・愛媛県・女性)、「おにぎりに罪はない」(27歳・山口県・女性)、「白米が好きすぎて、味が保証されていれば誰が作ろうが関係ないと思うから」(25歳・千葉県・女性)といった、おにぎりやその素材である白米にフォーカスした回答。
ある意味では食べ物そのものに注目した、とても真摯な姿勢なように感じました。
「誰が握ったおにぎりでも食べられる」と答えた人は36%しかいないので、単純計算すると10人に6人は知らない人の握ったおにぎりを食べられません。気遣いが仇とならないように、もてなしの際は注意が必要かもしれません。
<TEXT/日和下駄>
【調査概要】
調査内容:人の握ったおにぎりを食べられますか?
調査期間:2020年1月20日
調査人数:全国の20~29歳の有職者男女100人(インターネット調査)