なぜ企業は面接で「志望のきっかけと動機」を聞くのか?
「きっかけ」と「動機」が意味するものとは?
ここまでを要約すると、「きっかけ」というのはイメージで言うと0→1を表します。サッカーで例えると「試合開始のキックオフ」と言えるでしょう。
一方で「動機」というのは、イメージで言うと、99→100を表します。
サッカーで例えるとこちらは「試合を決めるゴール」と言えます。
「サッカーの試合に勝つ」というテーマにおいて、それを成し得る構成要素の中で時間軸として一番古いものとして「きっかけ(=キックオフ)」が存在し、直接的な要因となるものを「動機(=ゴール)」と例えることができます。
今回の「A社インターンを志望するきっかけ、動機を教えて下さい」というESの設問に関して言えば、A社インターンを志望する「きっかけ(=キックオフ)」と「動機(=ゴール)」では明確に違う内容を書かなければいけないことがはっきりと認識できます。
言語化に必要な4つのフロー
まとめると、「言語化の方法②説明したい言葉で例文を作ってみる」では下記の3つのフローが必要です。
1.言語化したい言葉を用いて例文をいくつか作成
(※似た言葉で同時に行うとなお良し)
2.共通点と相違点をグルーピング
3.相違点を抽出して言葉を説明
このスキルが身に付けるだけで、ビジネススキルを大きく進展させると言っても過言ではありません。この訓練を積み上げると、単語単位ではなく文章単位でも言語化する力が養われます。ぜひ、みなさんも簡単なテーマから実践してみてください。
<TEXT/吉田敬悟>