上司がモヤっとする言葉遣い20。アジェンダ、なるほどですね…
間違い、丁寧すぎなど、妙な言い回し…
敬語を使いこなすのは難しいとわかっていても、明らかに不自然な敬語はスルーできないもの。
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Q. ビジネスで使われている敬語で「モヤっとする」言葉は?
(複数回答可)
1位 よろしかったでしょうか 58%
2位 なるほどですね 48%
3位 お名前様 40%
4位 ~のほう(打ち合わせのほう、お支払いのほうなど、何にでもほうをつける) 39%
5位 ~はアレですので 28%
6位 おわかりいただけたでしょうか 24%
7位 ~になってございます 21%
8位 ~形になります(〇〇していただく形になります、〇〇という形になります) 19%
9位 (メールの文末がすべて)存じます 18%
10位 ~させていただきます 17%
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堂々の1位に輝いたのは「なぜ過去形?」と批判の多い「よろしかったでしょうか」で、「いきなり『よろしかったでしょうか』と聞かれると『初めて確認されたんだけど!?』と突っ込みたくなる」(42歳・男性)。「自信なさげなのに押しつけがましさもあるダメ敬語」(42歳・女性)と取りつく島がない。
2位の「なるほどですね」と5位の「~はアレですので」には、「適当に流している感じや軽薄な感じがする」といった意見が。「どちらも丁寧な会話に織り交ぜる言葉ではない」(42歳・女性)と感じる人が少なくないので、気をつけたい。
3位の「お名前様」、7位の「~になってございます」、9位の「存じます」の連発は、丁寧さが度を越しているパターン。
「“お名前”と“様”で二重敬語。しつこくて気持ち悪い」(44歳・男性)、「『存じます』は丁寧だけど、メールの中であまりに続くと『他の言い回しを知らないのか』と呆れる」(37歳・女性)と、知性を疑われるハメになってしまうので要注意だ。
4位の「~のほう」と8位の「~形になります」は「丁寧なのかよくわからないうえ、うさんくささを感じる」(35歳・女性)、「連発されると気になって会話に集中できない」(36歳・男性)とのこと。
6位の「おわかりいただけたでしょうか」は「目上の人に『わかる』はダメ。『ご理解いただけたでしょうか?』と言うべき」(46歳・女性)、10位の「~させていただきます」は、「本来、相手の許可を得てから使う言葉。なんにでもつけるとおかしなことになる」(40歳・男性)と、不適切な使い方が人をモヤっとさせている。
これを機に、ぜひ自分の敬語も見直してみては?
<イラスト/サダ アンケート/エコンテ>