腹筋トレーニングをしないで腹筋を割るための3つの法則
割れた腹筋は男性としての魅力のひとつ。不摂生な生活が当たり前となり、中高年男性のお腹のお肉に悩む人が多い中、割れた腹筋を持っていることは自慢になるでしょう。
従来の一般的な考え方は腹筋を割るためには腹筋を鍛えるためのトレーニングをひたすらする事が必要と思われていましたが、様々な研究や実際にトレーニングをしている人たちの体験談で、考え方が変わってきています。
今回は腹筋を割るために必要な事を「腹筋トレーニングをしない」という条件を元にご紹介していきたいと思います。
① 痩せるだけで腹筋は割れる
まずは体表に見える「割れる」と呼ばれる腹筋についてお話しします。これは腹直筋という筋肉で肋骨の一番下から骨盤の正面部分まで縦長に伸びている筋肉です。この筋肉には他の筋肉と異なり、1つの筋肉が腱画(けんかく)というつなぎ目によっていくつかに分かれています。この腱画によって筋肉が区画整理されて、それらの筋肉が体表に現れると「割れた腹筋」が出現するわけです。
もちろん、腹直筋を鍛えることで筋肉を肥大化させて体表へ出やすくする事は腹筋を割るための重要な方法です。しかし、腹直筋と体表の間には皮下脂肪が存在するため、筋肉に分厚い脂肪が上乗せしてしまえば、腹筋は体表に見えないのです。
逆に、腹直筋の筋肉量がそれほど多くなくとも、皮下脂肪が少なければ筋肉の線が体表からはっきり見えるようになり、事実上の腹筋が割れている状態になります。
筋トレや有酸素運動をバランスよく行い、皮下脂肪をしっかり落としていけば、自然と腹筋は割れていくことが可能です。
② 呼吸を支配し、腹直筋を鍛えよう
腹直筋の働きに腹圧を高める作用があります。現代人は呼吸が浅く、呼吸をするために使う筋肉が弱くなっていますが、腹直筋もそのひとつです。
腹直筋をしっかり使って呼吸を繰り返す事は微量ながらも腹直筋を鍛えるトレーニング種目にもなり得ます。忙しくてまとまったトレーニングをする時間が取れない人には椅子に座ってでもできる簡単なトレーニングになるでしょう。