仕事のLINEを「未読無視」していたら…先輩からの連絡に平謝り
LINEというツールの発展により、連絡を早く返しすぎるのも良くないという流れから始まった“未読無視”という文化。
今や既読をつけたら最後、既読をつけてしまったら別のSNSを更新できない。そんなふうに返信を急かされてしまい、いつしか若者は既読をつけない“未読無視”を覚えてしまったのです。
未読無視は慣れてしまうと、その他のさまざまな連絡ツールでも連絡が遅くなっていく傾向にあります。そんな未読無視に慣れてしまったことで、仕事でも失敗をしてしまったという人もいます。
未読無視族にはツラい「iPhone XR」
「もともと連絡はマメではありませんでしたが、既読機能がついているLINEを使うようになってからはさらにその性質がひどくなってしまった。既読をつけたのに返信しないと、『なんで返さないの?』と追撃してくる元カノと付き合ってからは、未読にしてしまう癖がついてしまいました」
そう語るのはSEとして働く宇沢佑さん(仮名・27歳)。宇沢さんのiPhone XRは、LINEのポップアップ通知画面すら出ない設定になっています。
「XRに変える前はiPhone8を使っていたのですが、iPhone8は3Dタッチができたので、画面の押し込みでLINEを未読のまま読むことができたんです。通知が来たらちら見して、内容によってすぐ返すべきなものはすぐ読んで返す、ということにしていました。
しかし、XRに変えてからは3Dタッチができなくなってしまったので、未読のままLINEを読むことができなくなってしまった。なので、今はポップアップも消して、腰を据えて“よし、返そう”という時に一気読みするようにしています」
職場の先輩からのLINEにも気づかない…
LINEの通知にとらわれて生活したくない、という人はLINEの通知を切っている人もいるようですね。しかし、これでは大事な連絡の時に困らないのでしょうか。
「僕はSEとして働いているのですが、客先に顔を出すこともあるので、会社からもう1台、iPhone XRを支給されていますが、そちらのスマホもいつもの癖でなかなか連絡ツールを見ないクセがついてしまっていました」
事件があったのは、仕事が一段落したのでよく休んでよく遊ぼう、という週末だったそうです。
「その日は昼から友だちと飲んでいて、かつ仕事のスマホを置いてきてしまっていました。人といる時にほとんどスマホを見ない僕は、スマホはポケットから出さずに飲んでいました。途中トイレに立ち上がった時、一応LINEのトーク一覧画面を見ると、職場の先輩からLINEが来ていました」