若手をモヤモヤさせる「ムチャブリ上司」の正体
本音はあるが、自己表現をしない
年齢に関係なく、マネジメントを任されるなど立場によっては、「軋轢(あつれき)が生まれてしまうことがある」と、平賀氏は語る。
「SNS文化の影響を強く受けた彼らは、他人からの指摘を先回りし、予防線を張ることが多いのが特徴。本音はしっかり持っている一方、ストレートな自己表現をしないため、良好な関係を築くにはこちらから会話をするといい。あえて『◯◯さん』と名前で呼んであげると、なお良いです。
そうした文化を知るだけでも、上司は、若者の価値観がどうなっているかの認識がアップデートされるでしょう。もちろんこの本を通じて、若者のみなさんも上司の頭の中がどうなっているかを知っていただければ幸いです」
<取材・文/シルバー井荻>