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基本給と住宅手当、転職でどっちを重視すべき?求人情報の落とし穴

学び

同じ月給22万円でも年収が大きく異なる

給料

 手当があっても年収が低かったら嫌だと思うのですが、ここにはちょっとしたカラクリがあります。 例えば、

【株式会社A 基本給】
基本給:20万円
住宅手当:2万円
賞与:年2回(それぞれ基本給の1か月分)
※交通費や社会保険は加入済みとする

【株式会社B 基本給】
基本給:22万円
諸々の手当:0円
賞与:年2回(それぞれ基本給の1か月分)
※交通費や社会保険は加入済みとする

 極端な例ですが、A社の場合、年収は基本給20万円×14か月(賞与を含める)=280万円で、一方のB社は基本給22万円×14か月(賞与を含める)=308万円。

 年収はB社のほうがわずかに高くなるのです。

基本給が高いほうが損しないことが多い

 ちなみに「基本給」とは企業が定める基本賃金のことです。「給与」ではなく「給料」を指し、総支給額から各種手当を差し引いて計算します。年齢、勤続年数、職種、スキルなどを考慮して決定することが多いようです。

 賞与について企業の多くは、基本給の○か月分/基本給の○%分と言った具合で、定めているところが多いです。もちろん全ての企業ではありませんが、少なくとも基本給が高いほうが損はしないかもです。

 厚生労働省が行っている「毎月勤労統計調査」によると、日本の企業の10社に3社は賞与が出ないというので、上記はあくまでも「賞与あり」の場合を述べています。「◯◯手当あり」と記載されていると、何か良いもののように見えますが、企業側の意図によっては言葉のマジックだったりするので注意が必要です。

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