普通列車グリーン車と特急、同額ならどっち? 知っておきたい長所と短所
JR東日本首都圏の普通列車用グリーン車は、4・5号車に連結された2階建ての自由席車両で、客室は1階、2階、平屋の3つ。ラッシュ時は満席になるほか、意外にも東京 ― 横浜間など“30分圏内”の短距離利用客も多い。
今回は、普通列車用グリーン車に乗るときに、知っておきたいおトクな利用法を紹介しよう。
座席は特急形車両の普通車と同じ
座席は特急車両と異なり、フットレストやレッグレストは装備されていない。事前料金の平日は50キロまで770円、51キロ以上980円で、比較的安く設定されているほか、土休は200円引きとおトク。
ただし、車内でグリーン券を購入する場合、料金は260円増しである(すべて、おとな・こども同額)。また、改札を出ない限り、同一方向に乗り継ぎができるほか、青春18きっぷでも乗車できる。
例えば、上野、東京、新橋、品川のいずれかで乗り換えが生じる常磐線水戸 ― 東海道本線熱海間のグリーン料金は、平日980円である。
眺望を楽しみたい人は2階席に乗ろう
普通列車用グリーン車の大きな魅力は、2階席からの眺め。乗客の多くは2階席を選ぶ傾向にある。
特に東海道本線の場合、小田原 ― 熱海間は相模灘が眺められることもあり、太平洋側の着席率が高い。また、季節が冬に変わると、富士山が眺めやすくなる。