人気のコンサルティング業界に入る前に知っておくべきこと。本当に高給取り?
コンサルタントは本当に高給取りなのか?
一般的にコンサルティングファームは、アナリストからパートナーという階級(ランク)に基づいた給与体系が整備されており、階級が上がるまで、給与の上昇率はそこまで高くないことが特徴です。
しかし、近年は好景気も後押しし、階級も上がりやすくなっているうえ、ベースアップも高い傾向にあります。例えば、大手コンサルティング会社勤務の友人に伺ったところ、「年昇給率は大体6~10%」と非常に高い水準となっています。
かねてより、「順調に出世すれば、30歳になる前に1000万円は確実」と言われることもある業界ですが、個人差、ファームや部署による違いは多少ありますが、経験則上、誤りではないと思います。
入社する前におさえておくべきこと
このような若くして魅力的な給与水準を得られることと、経営のイロハを学べるというイメージから、コンサルティング業界は人気がある業種といえます。
しかし、コンサルティングファームに入社したからといって、必ずしも幸せになれるわけではありません。自らのキャリアを営んでいくうえで、誤った転職は、時間という最も貴重な資源をムダにしてしまいます。
実際に、私が在籍していたファームでも、さまざまな理由で入社1~2年以内に退職する方々はいました。ヘッドハンティングや独立・起業などのポジティブな退職もありますが、ミスマッチ(イメージと実態が違った)、過労や社内政治などのネガティブな退職もあるのが現実です。
次のキャリア次第ではありますが、あまりに短期間での転職は、職歴上あまり良くは映りません。そうであるならば、コルサルティングファームではなく転職先の会社に当初から勤めていたほうがよいことも多々あります。
<TEXT/KT Total A&C firm>
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