ファミマの“リッチ系おにぎり”が絶好調。「味だけではない」人気の秘訣
大人気の理由、ここにあり。ファミリーマートのリッチ系おにぎり「ごちむすびシリーズ」が絶好調のようです。
その人気ぶりは9月13日の発売から5日間で累計211万個を突破したことでも実証されていますが、数あるコンビニおにぎりの中で、一体なぜこんなにも選ばれる存在として成功しているのでしょうか?
今回はファミマのごちむすび新シリーズ4種を実食。おなじくリッチ系おにぎりに力を入れているローソンの商品と比較しながら、ごちむすびの真の実力について考察してみました。
そして4種のうちダントツ気に入ったアイテムが1つあったので、「本当に満足できるおにぎり選びの秘訣」についても紹介していきたいと思います(※本文中の商品価格はすべて税込。予告なく販売終了になる場合があります)。
ごちむすびのすばらしさは、味だけではない
はじめに4種の基本情報を整理しておきましょう。説明文を読むだけで食欲が刺激されるような商品コンセプトに脱帽してしまいます。
1:大きな鮭はらみ(210円)
食べ応えのある大きさにカットし、二晩熟成した鮭はらみを、瀬戸内海産の藻塩を振り、シンプルに炙り焼にしている。
2:とろさば(185円)
国産の真さばの中でも脂乗りがよくジューシーなとろさばを使用。さばの熟成にもこだわり、藻塩で二晩、塩麹で二晩の二段階で熟成させ、旨みをとじ込めている。炙り焼の際に塩麹と清酒を塗り、さば独特の臭みを抑えている。
家庭では容易に実現できないこだわりが
3:はらこめし(248円)
東北地方の郷土料理であるはらこめしをおむすびに仕立てている。超特選醤油で味付けしたいくら醤油漬けと北海道産の秋鮭を具材に使用。ごはんと鮭を一緒に炊込むことで、鮭の風味がより感じられる。
4:比内地鶏の炙り焼き鳥めし(220円)
日本三大地鶏の「秋田県産比内地鶏」を使用。鶏肉にたれを絡めて香ばしく炙り焼きにしている。また、醤油まぶしごはんは比内地鶏エキス配合のスープを一緒に炊き込み、ごはんと具材の両方で地鶏の旨みが感じられる仕立てになっている。
4種類食べて感じたのは、どれもハイレベルにおいしいということ。人気のある「ごちそう食材」を厳選し、具材に合わせたごはん作り、海苔を使うか使わないかの検討、空気を含ませながらご飯粒の存在感を味わえるようにふっくら握る技術に至るまで、家庭では容易に実現できないこだわりをそれぞれに感じることができます。