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月額1200円の「サウナサブスク」なぜ入場料無料にできるか、開発者に聞いた

暮らし

 空前のサウナブームで慣れ親しんだ施設は大混雑! 気軽に“ととのえない”サウナーも多いのではなかろうか。作る・買う・借りるという3つの視点で、新しいサウナ様式を手に入れるためのヒントを模索した! サウナムック『ベストサウナ vol.2』より、今回は「マイサウナ×サブスク編」をお届けする。

サウナ

画像はイメージです

サブスク導入でサウナ混雑問題に一石!

 月額会員制の個室サウナが徐々に増えるなか、5月末にサービスを開始した「サウナタイムパス」は毎月1200円で複数施設を利用できるサブスク(定額制)サイトだ。開発者のサウナーけた氏に開設までの経緯を聞いた。

「サウナブームで混雑問題が叫ばれていますが、それは浴場エリアだけで食堂やボディケアの利用者は減っています。施設は浴室以外も利用してほしいと悩んでいますが、そうすれば当然利用者の負担は大きくなる。そこで、サウナ以外の館内サービス利用を条件に入場料を無料にし、どちらの悩みも解決しようと考えました

[マイサウナ]の作り方

利用料は月額1200円。現在は「北欧」「神戸サウナ&スパ」など50軒以上の施設と提携。さらに増やしていく予定だそう

多くの施設を利用するきっかけになれば

[マイサウナ]の作り方

「サウナタイム」代表 サウナーけた氏

 例えば東京・上野の人気施設「北欧」なら「館内飲食1000円以上、もしくはボディケアの利用」を条件に入場料が無料になる。

「条件は施設によってさまざま。ただし各施設、月1回の利用までなので、多くの施設を利用するきっかけになればと思っています」

 著しい環境変化に見舞われたサウナ業界の現状を打破する一手となるか、期待したい。

<取材・文/週刊SPA!編集部>

【サウナー けた】
「サウナタイム」代表。日本初サウナ専門クチコミメディアサイト「サウナタイム」を2018年にリリース。フィンランドサウナアンバサダー。アウフギーサーとしても活動する

サウナが「おじさんのがまん大会」「終電逃した酔客の吹き溜まり」などと揶揄されていたのは昔の話。日常生活の中で、能動的にサウナを取り入れるファンが増え、サウナーの意識、施設の充実共に洗練され続けている。サウナの楽しみ方は十人十色――アナタの「ベストサウナ」を見つける一助となるべく生まれたサウナMOOK編集部

ベストサウナ vol.2 (扶桑社ムック)

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「KAMAKURA HOTEL」のサウナを楽しむ瞬間を、表紙カバーに採用!

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