YouTube400万登録!水溜りボンドが伝えたい「無理しなくてもいい」処世術
人気動画クリエイターの水溜りボンドが、パーソナリティーを務めた「水溜りボンドのオールナイトニッポン0(ZERO)」の1年間をまとめた番組本『水溜り本―水溜りボンドのオールナイトニッポン0(ZERO)深夜のアミーゴー』(扶桑社)を4月26日に上梓した。
2015年より動画クリエイターとしての活動を始め、現在では400万人を超える登録者を誇るまでになった。その活躍の幅を広げる彼らだが、現在の地位に辿り着くまでの間には、6年間、毎日動画を投稿し続けるなどの努力があった。
今回は、そんな水溜りボンドのトミーさん、カンタさんの2人にインタビュー。1年間パーソナリティーを務めた「ANN0」での思い出や、新生活が始まったばかりの新社会人がを生き抜くためのライフハックについて語ってもらった。
「どうなるのかな」不安も大きかった
――「ANN0」の木曜パーソナリティーとして走り続けた1年間をどのように振り返りますか?
トミー:「ANN0」という枠で、第一線で活躍しているような方々と肩を並べられたのは、光栄でしたね。あとは、2020年、あらゆるエンタテインメントが抑制されていった中で、改めて注目されるようになったラジオという場で挑戦できたのは、すごく良い機会でした。
カンタ:そもそもYouTuberがオールナイトニッポン0のパーソナリティーをやることって、今までなかったことなので、最初は「どうなるのかな」という不安も大きかったですね。
――どういうところが不安だったんですか?
カンタ:僕らのことをあまり知らないであろうオールナイトニッポン0のリスナーさんは、僕たちのラジオをどう聞くのだろうって。もともとラジオのマネゴトをしていた時に、ファンの人は「おもしろい」と言ってくれてたんですけど、それって僕らのパーソナルな部分を理解してくれているからだと思ったんですよね。
ラジオの難しさに奮闘した1年
トミー:それにYouTubeは自分たちが見せようと決めた場所だけを見せることができる一方で、ラジオは第三者が考えた見せ方の上で、僕らが発信するメディアですから、わからないことだらけだったよね。
カンタ:そうそう。YouTubeでたくさんの方に見ていただけても、ラジオでおもしろいことができるとは限らない。「僕らにできるラジオとは何か」をずっと探していた1年だったなって思います。
トミー:でも、ちょっと考えすぎてもいたよね。そもそも、この仕事が来たのは、僕たちを応援してくれる人がいたからですから、そんなに肩肘を張らなくてもよかったのかなって。1年間やってみて、その場に出て、やりたいことをみんなが楽しめる形に移せるか、身内ごとだけにならない伝え方ができるか、そういう技術は身についたなと思います。