意外と難しいユニクロ「コーデュロイシャツ」。プロが着こなしを指南
保温効果が高い生地で秋冬に人気があるユニクロの「コーデュロイシャツ」ですが、実はその着こなしは一筋縄ではいきません。その一因として、生地感がゴワついているため、コートやジャケットのインナーとして使いにくいことが挙げられます。
「コーデュロイ生地」は、ルイ14世に献上されたことで、お抱えの庭師が着るようになったといいます。庭師の作業着が原型ということで、ワーク・アウトドアといったテイストの着こなしがよく合います。つまりインナーというより、デニムシャツのような羽織る着こなしに向いています。
今回は、のべ4650人を超えるビジネスマンの買い物に同行する服のコンサルタント『真似するだけで印象が劇的によくなる 38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)の著者が「コーデュロイシャツを初冬まで着こなすためのコーディネート」を紹介します。
コーデュロイを爽やかにするには
白無地のカットソーで合わせることもできますが、写真のシャツのような「アースカラーのベージュ」はボーダー柄でメリハリをつけることで、爽やかな印象に。たったこれだけのことですが、顔周りがキリっと爽やかに映えます。
コーデュロイ生地自体に縦畝(縦に高低をつけた織物)という特徴がありますが、対してボーダー柄が喧嘩する感じになりません。不思議とうまく馴染みますので、ぜひ試してみてください。
セーターを合わせる着こなしは
秋冬にコーデュロイシャツを羽織る場合、コットン素材のカットソーでは肌寒いと感じることもあるはず。そんな時はインナーに、同じくユニクロの「クルーネックセーター」を合わせましょう。Vネックのセーターに比べて、カジュアルな印象があるからこそピタリとはまります。
インナーの色で、顔周りの見え方が変わりますが、ここでは彩度が高めな色を選びたいところです。織物だからこそTシャツに比べて、多少カラフルでも悪目立ちしません。男性は無難に黒、グレー、紺のような暗めのセーターを選びがちですが、勇気を出して明るい色を合わせてみましょう。
注意点としては、セーターの生地が地厚だと着膨れしてしまいます。そのため、コーデュロイシャツより薄手、もしくは中肉厚程度の生地感を選びましょう。