お金があるのに“外食しない”若者たちの本音「温かいご飯を食べると安心」
近年、外食を控える若者が増えているようです。総務省の調査では、30歳未満独身労働者世帯の外食費は、男女ともに低下傾向に。
さらに、2019年10月の消費税増税・軽減税率制度の導入も追い風となってか、飲食業界からは客数が減ったという声も上がっています。自炊派の20代男女にインタビューをして、“若者の外食離れ”の実態に迫りました。
平日はお弁当生活にしたワケ
マスコミ系で働くサキさん(仮名・28歳・年収730万円)は、1年前から平日のお弁当生活を続けているそう。
「外食の頻度は週2、3回ですが、平日は自作のお弁当を持参しています。中身は、蒸し鶏、キノコのナムル、煮卵、白菜ツナ、それにインスタント味噌汁など。以前は平日ランチも外食をすることが多かったんですが、土日のどちらかは必ず外食したいので、平日は食費と摂取カロリーを抑えようと思って。
お弁当はダイエットも意識したメニューにしています。夜はコンビニ食品で済ますことが多く、おでん、サラダ、サラダチキンなどです」
外食を楽しむための自炊、というのが面白いですね。
食費もカロリーもコントロール
「はい、美味しいものを食べることが生きがいで(笑)。気になるお店は、自分の舌でチェックしています。
お弁当を毎日作るのはやはり面倒ですが、平日に使うお金の量が圧倒的に減るのと、カロリー調整ができるのは大きなメリットです。土日バク食いしてもそこまで太らなくなったのは嬉しいですね」
今後収入が上がったら、外食の頻度は増えそうですか?
「収入が今より上がっても、回数は増やさないと思います。でも、美味しいものを食べたいので、お店のランクは上げると思います」