最新「iOS13.3.1」がリリース。アップデート時の注意点も
アップルは1月29日(米国時間1月28日)に、iOSデバイス向けのOS「iOS13.3.1」のアップデートを公開しました。
2019年12月に「iOS13.3」がリリースされて以来、2020年に入って初のアップデートとなります。iOS13.3で起きていたさまざまな不具合の修正を主としており、新機能の追加はありません。アップデートがまだという人のために、iOS13.3.1の内容をご紹介します。
iOS13.3.1の主なアップデート内容は?
iOS13.3.1では、親が子供の連絡相手を制限できるペアレンタルコントロール機能が簡単に突破できてしまう“抜け穴”など、多くのバグが修正されています。
リリースノートは以下のとおり。
<iOS13.3.1の主なアップデート内容>
・“通信/通話の制限”でスクリーンタイムのパスコードを入力しなくても連絡先を追加できる場合がある問題を修正
・U1超広帯域(UWB)チップによる位置情報サービスの使用を制御するための設定を追加
・iPhone 11またはiPhone 11 Proで撮影したDeep Fusionの写真を編集するときに短時間の遅延が生じる場合がある問題に対処
・“メール”でサーバ上の画像を読み込む設定が無効になっていてもサーバ上の画像が読み込まれる場合がある問題を解決
・“メール”で取り消す操作のダイアログが繰り返し表示される場合がある問題を修正
・FaceTimeでワイドカメラの代わりに背面のウルトラワイドカメラが使用される場合がある問題に対処
・Wi-Fi経由でプッシュ通知が配信されない場合がある問題を解決
・CarPlayで特定の車両から電話をかけると音声にひずみが生じる場合がある問題に対処
・HomePodのSiriの声にインド英語を追加
他デバイスのOSも同時公開
アップルは今回、iPadOS13.3.1、macOS10.15.3、tvOS13.3.1、watchOS6.1.2も同時にリリースしています。
いずれも不具合の修正やセキュリティの向上、パフォーマンスと安定性の向上を中心とした、マイナーなアップデートとなっています。
watchOS6.1.2についてアップルは「重要なセキュリティアップデートが含まれていること」を明らかにしており、すべてのユーザーにアップデートを推奨しています。
アップデートで注意すべきポイント
iOS13.3.1のアップデート方法を解説します。
1.「設定」アイコンをタップ
2.「一般」→「ソフトウェア・アップデート」へと移動
3.「ダウンロードとインストール」をタップして完了
※アップデートには4G環境ではなく、Wi-Fiへの接続が必要です。
特にいつも通りのアップデート方法と変わりません。ただし、iOS13.3.1はまだリリースされたばかりなので、今後アップデートに伴うバグが報告される可能性もあります。くれぐれも自己責任で行うようにしましょう。
アップデートによるバグが心配な人は、まずはメイン機以外でアップデートしてみる、アップデートを保留して追加の情報が出るのを待ってみるなどの判断をすると良いでしょう。
<TEXT/bizSPA!取材班>