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2019東武ファンフェスタが開催。珍しい車両が勢ぞろい

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 東武鉄道最大のイベント、東武ファンフェスタ。2005年から“年に1回のお楽しみ”として、南栗橋車両管区(日光線南栗橋駅下車、徒歩約20分。イベント開催時は無料シャトルバスあり)で開催されている。

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東武博物館保有の8000系8111編成は、2019年も休憩用車両として開放され、なおかつ撮影しやすい環境を整えた

 15回中、9回は12月第1日曜日に開催されており、少なくとも関東地方のほかの鉄道事業者イベントと“かぶらない確率”が高いこと、開催日が比較的わかりやすい、読みやすいのが特長と言えよう。

最大の目玉は車両撮影会:その①

 広大な車庫を活かした車両撮影会で、例年7車種が並ぶ。10時45分から15分間は、2つの旅行代理店が発売した500系リバティ臨時電車ツアーの参加者が撮影する。

 11時から14時までは、15分ごとの入れ替え制(1回につき定員300人)。総定員3600人になり次第受付を終了するもので、来場者の多くは車両撮影会に時間を費やす。遅くとも正午前までには並んだほうがよい。

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令和最初の車両撮影会は、“ヤングチーム”と“アダルトチーム”に分かれた

 2019年のラインナップを順に御紹介しよう。

○500系リバティ(3年連続3回目)

 分割併合に対応した特急形電車として2016年に登場し、2017年にデビュー。通勤特急と観光特急の両面で活躍し、1都5県を走行する。

○60000系(3年連続6回目)

 野田線初の新型車両として2013年に登場。18編成投入され、8000系を置き換え、野田線全体の4割を占める。2019年ゴールデンウィークには、臨時電車〈春の花めぐり号〉に起用され、佐野線を全線走破(佐野―葛生間は回送)した。

 なお、デジタル方向幕は、2018年に引き続き「急行高柳」を表示。

○70000系(3年連続3回目)

 東京メトロ日比谷線直通の第3世代車両で、2017年に登場。同社13000系に極力合わせている。デジタル方向幕は「普通(各駅停車)八丁堀」を表示。

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71701編成の一部車両は工場棟で検査中

 なお、展示の71701編成は検査中で、一部の車両は工場棟にも“展示”された。

○100系スペーシア(10年連続12回目)

 1990年に登場したフラッグシップトレインで、2015年から荘厳の金色などを身にまとった日光詣スペーシアが展示されている。今回で12回目の展示となり、1800系1819編成(2018年引退)の11回を抜き、単独トップに。また、AKB48でいう“センター”に立つのは、5年ぶり4回目。

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