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「年3500冊を読破する」速読術を佐藤優氏に聞く

学び

 溜めこんだ仕事の書類、買ったはいいが、なかなか読めずにいる“積ん読”の山……そんな、悩める諸氏に朗報。

 専門家たちによると、速読を習得するのは、本質を押さえれば意外と簡単。しかも、読書スピード以外の能力の“おまけ”もついてくるというのだ。速読を極めて、人生を加速させよう。

速読

※画像はイメージです

 年間3500冊を読破するという、作家で元外務省主任分析官の佐藤優氏にテクニックを聞いた(以下、佐藤氏寄稿)。

年間3500冊を読破する佐藤優式の速読術とは?

 速読は精読と裏表の関係にある概念です。私のように職業的に本を読む場合、精読できる本の数は(日本語だけでなく、英語、ロシア語など外国語のものを含めて)年間30~50冊が限度です。それ以外の本は速読せざるを得ません。月に300~500冊の本に目を通しますが、そのほとんどが速読です。ざっと目を通す超速読(1冊にかける時間は5分程度です)によって、読む必要がある本とない本を仕分けします。

 読まないと決める本は、内容がわからないものと既に内容を熟知しているものです。内容がわからないものは、デタラメなものと、私の知識が不足しているのでわからないものの2種類があります。いずれにせよ内容がわからない本に目を通しても、時間を無駄にするだけです。

速読

蔵書の中から、読むべき本と不要な本を大別する。内容がまったくわからないものは「不要」

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