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新社会人になったら身につけたい「未来の自分を作る」3つの習慣

学び

最低6時間は布団にいるようにしよう

 3つ目のいい習慣は、毎日最低でも6時間ほどは布団にいる時間を確保しましょうということです。

 産業医としての経験上、ある人が1日4~5時間も眠れないことが2週間も連続すると、その人は高い確率で睡眠不足からメンタルヘルス不調になると感じています。

 毎日最低4~5時間の睡眠確保はメンタルヘルス不調予防の点からも必要なのです。

 たまに忙しいビジネスマンに、「ベッドにいる時間は4時間ですが、いつもすぐ寝て、アラームがなるまで爆睡です。これで大丈夫ですか」と、聞かれることがあります。実はこのような人こそ、注意が必要です。

毎日爆睡な人こそ要注意な理由

朝

 このような人たちは、ちょっとしたことで寝つきが悪い、夜中に目が覚めてしまうとなると、容易に4時間未満の睡眠となってしまい、メンタルヘルス不調になるリスクが高くなります。

 毎日最低でも6時間ほどは布団やベッドにいる時間を持てれば、ちょっとしたことで寝つけない、起きてしまうとなっても、最低限の4時間睡眠は維持できるので大丈夫なのです。

 忙しくて毎日6時間の睡眠時間を確保できない場合は、週末と平日に1回でいいので、そのような日を確保するようにしましょう。

 それだけで、睡眠不足からくるメンタルヘルス不調は予防可能です。

 社会人としての長距離走をこの先も楽しく笑顔で元気に走るためにも、みなさんにはぜひ相談相手、食事、睡眠に関する上記3つの習慣を身につけてください。

<TEXT/武神健之>

医学博士、産業医、一般社団法人日本ストレスチェック協会代表理事。20以上のグローバル企業で年間1000件、通算1万件以上の健康相談やストレス・メンタルヘルス相談を行っている。著書『外資系エリート1万人をみてきた産業医が教える メンタルが強い人の習慣』(PHP研究所)発売中

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