ネイティブも間違える中学英語「人口が少ない」の正しい表現
日本語話者が「ら抜き言葉」を使ってしまうように、英語のネイティブスピーカーも英語を間違って使うことは多くあります。
同時に「自分は正しい日本語を話します」と自負している、もしくは努力をしている人もいます。敬語や謙譲語で間違えることはなく、もちろん「ら抜き言葉」も使わないという人たちです。
これは英語も同じで、正しい文法や用法を気にして、正しい英語を喋ろうとしている人たちが多くいます。
一目置かれる「of」と「Outside」の使い方
そんな人たちから一目置かれるのが、とても単純ですがofの使い方。それも、Outsideという単語と組み合わせた場合です。
「現状の計画外ですが……」と日本とでいう時に、英語では何と言うでしょうか? Outside of the current scopeと言いますか? これは間違いですね。Outside the current scopeが正しいです。「この建物の外で」はoutside of the buildingではなく、outside the building です。
イギリスではOutside ofと言う人は少ないようです。逆にアメリカでは、Outside ofというネイティブスピーカーが多くいます。しかし、多くいるからと言って正しいわけではありません。Outside ofのように、ofを入れるのは誤用です。
非常に興味深いのは、Outsideではなく、Insideの場合はOfを使う人が少ないこと。Inside our company「弊社内で」などはOfを間違って使う人はなかなかいません。
厄介なGrammar policeに気をつけろ!
実際、Ofを入れたからと言って、話が通じなくなるわけではありません。
しかし、時にはGrammar policeと呼ばれるような、正しい英語を喋ろうとしている人たちにとっては、このOfが耳障りと言うこともあるのです。
逆に言えば、ネイティブスピーカーでも間違えるこの行源を正しく使えること言うことは、義国語として英語を喋っている私たちにとって、誇れることでもあるのです。