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「デフォルト」の「初期状態」以外の意味とは?――いまさら聞けない、ビジネスシーンの「カタカナ語」

コラム

A.「債務不履行」「初期状態」

 英語の「default」を辞書を引いてみると……

1.(予定試合への)不出場
2.(義務などの)不履行、怠慢、滞納、債務不履行、デフォルト
3.懈怠、特に法廷出頭義務の不履行
4.デフォールト、ハードやソフトの初期設定

 とあります(一部抜粋)。では、ビジネスのシーンではどのように使われるのでしょう。

 よく知られている1つ目の意味は、もともとはコンピュータ用語で「初期設定」を指します。「デフォルトの設定に戻す」とは、コンピュータの設定を初期状態に戻すといった意味があります。

 実は「デフォルト」にはもうひとつの意味があるのです。それは経済の場面で使われる「債務不履行」を指します。「A社がデフォルトに陥った」などといった使われ方がされます。「デフォルト=初期設定」としてこの文例を聞くと、なんのことだかわかりませんよね。

 シーンによって意味の異なってくる言葉、注意して使いましょう。

<TEXT/bizSPA!取材班 モデル/吉野七宝実(SPA!DOL)>

参照:「コトバンク
知っているようで知らないビジネス用語辞典』(株式会社水王舎)

bizSPA!フレッシュ編集部の記者(編集者)が、20代のビジネスマン向けに、気になる世の中の本音や実情を徹底した現場取材で伝えます。

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