1億円で落札も…日本産ウイスキーはなぜ海外で人気なのか?美味しく飲むコツも
ハイボールにオススメの銘柄は?
――割合はどうでしょう?
栗林:ハイボールなら、ウイスキーと水が1:4がいいですね。水割りはウイスキーの味を楽しむものなので、少し濃いめに1:3ですが、ハイボールは清涼感とウイスキーの香りが楽しめるので、薄めに作ります。
――次は、ハイボールに合う銘柄を教えてください。
栗林:まずは、「ジョニーウォーカー」のレッドラベル。スモーキーな香りがあり、酒屋やスーパーなどで手に入りやすく値段も手頃ですよ。ほかに、「デューワーズ」のホワイトラベルも近い魅力があります。
マニアックな味わいの銘柄も
――ワンランク上を楽しみたい人にはどんな銘柄がありますか?
栗林:王道の「マッカラン」は外せませんね。他には、ルイ・ヴィトングループが持っているブランド「グレンモーレンジ」もいいですね。オレンジのような柑橘系の爽やかさと、甘いバニラの香りが楽しめます。
――マニアックな味わいのものはありますか?
栗林:好き嫌いが極端に別れるのが「ラフロイグ」です。強烈なうがい薬のような香りが特徴で、飲むと「うえー!」ってなっちゃう人もいます(笑)。まさに、キャッチコピーの「LOVE OR HATE」どおりですね。でも、200年以上この味で作り続けていて、ハマる人は本当にどっぷりハマってクセになるので、ぜひチャレンジしてみてください!
==========
今回の話は、銘柄による違いで「ウイスキーの横軸」だという栗林氏。ここに「縦軸」として熟成の年月が加わって、さらに広く深い世界があるそう。酒屋やバーに通って自分好みの1本を探すことは一生の趣味に値するはずだ。ちなみに試飲した筆者の好みは「イチローズモルトMWR」。もし見かけたらぜひ試してみてほしい。
<取材・文/Mr.tsubaking 編集/ヤナカリュウイチ(@ia_tqw)>