AIレジ、透明飲料…コミケだけじゃない「ビッグサイト」の展示会で近未来が見える
国際イベントニュース「展示会 見本市 来場者数ランキング334」によれば、国内の展示会来場者数ランキングは、1位が「東京モーターショー」、2位が「食博覧会」、3位が「コミックマーケット」、4位が「ふるさと祭り東京」という結果です。
特に1位の東京モーターショーの来場者は、2位の食博覧会が62万1195人なのに対して、81万超と根強い人気があります。
また、ランキング上位の展示会の開催回数が、40~90回であるのに対して、2位の食博覧会、4位のふるさと祭り東京は開催回数9回(統計当時)と少なく、これからの発展が期待されます。
世界はまだ遠い…? 業界発達には海外進出がカギ
しかし、世界規模で比べた場合、日本の展示会業界にはまだまだ課題が残ります。
経済産業省発表の「平成25年度 展示会産業の国際化・活性化推進のための人材育成基盤整備・関連事業調査報告書」の「国別総展示場面積(2011年)」によれば、1位アメリカ、2位中国、3位ドイツに対して、日本は16位と、国の持つ経済市場の規模に比べて、展示会規模が小さいということがわかっています。
また、世界の総展示場面積を地域別に見てみると、展示会市場の発祥地にして、中心であるヨーロッパが1560万㎡と最大で、続いて北アメリカが790万㎡、そして後発であるアジア太平洋が660万㎡と、各国を追い上げています。
今後の発達には国際化がカギと言われる日本の展示会業界ですが、市場が拡大し、国際間の交通整備が進むことで、規模も拡大していくといえます。
国内の最新技術 後押しする声
SNSでは、紹介された新たな商品について、面白い、便利そう、興味を持ったという声が多く寄せられています。
「展示会は毎回、新しいものが見られる! 楽しみ!」
「透明な醤油、服を汚したくない時に便利そう」
「2年前に別番組で特集された企業が『がっちりマンデー』で完成品を披露していて感慨深い!」
開催国を拡大しつつ展示会市場。日本の誇る国産技術を披露する場が増え、今後もさらに多くの業界が盛り上がっていくと良いですね。
<TEXT/上山ヨーコ>