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不正融資で撃沈したスルガ銀行。借りたサラリーマン大家たちのホンネは… #全宅ツイ

ビジネス

 そのうえで、スルガ銀行の融資スタンスをどエンド君はこう評価します。

「物件評価を超えて、多めにリスクを取る替わりに高めの金利でヘッジする、そういう貸し方そのものはアリだと思います。だって、どの銀行も横並びでガッチガチに担保をとって地主と金持ちしか不動産を買えない世界より、『お金はないけどこれから30年の会社員人生を賭けるから、1億円貸してくれ!』という人にも一発逆転の選択肢がある世界のほうが面白くないですか?」

 実際、スルガ銀行から融資を受けて物件を購入、近年の不動産市況の盛り上がりにあわせて高値売却で利益確定することで、“スルガドリーム”を掴んだ不動産投資家も存在します。そのため、どエンド君が指摘するようにスルガ銀行は労働者が資本家になるチャンスを提供してくれたという見方も成り立ちます。

 そんなスルガ銀行への一言をどエンド君に求めてみると、「ここ数年のエンド(=エンドユーザー、業者以外の個人投資家など)不動産投資ブームを良い意味でも悪い意味でも盛り上げてくれたキャラの立った銀行でした。いまはただ安らかに眠られることを祈るばかりです(黙祷)」と。悲しみに包まれた様子でお別れの言葉を口にしました。

これから投資を始める人に

融資

※画像はイメージです(以下同)

 また、先輩不動産投資家として、どエンド君は不動産投資に興味のある人へこう助言します。

「世の中、わるい不動産会社なんてたくさんあるんですけど、『悪意の天才と、善意の馬鹿はあなたを同じところへ連れて行く』のだと思ってます。『コイツからぼったくってやれ』と悪意全開でやっていても、心から『これはいい話だ』と思って好意で勧めていてもです。

 投資の世界では結果しか評価されないので、動機はどうあれ、クソを掴んだらそれはクソでしかないのです。そしてダマされるほうが悪いとは言わないけれど、ダマされたお金は間違いなく返ってきません」

 スマートデイズ社の「かぼちゃの馬車」問題でも、「若い女性の就業支援」や「社会貢献」が宣伝文句に登場することがありました。その言葉に共感して投資を決断したオーナーや、営業活動した販売会社もいるかもしれません。しかし、仮に善意だったとしても、クソだった以上どうしようもないというシビアな現実をどエンド君は突きつけます。

クソを掴まない自己防衛手段

 ではそんなクソにひっかからないために、気をつけるべき点とは?

向こうからやってくるものはすべてクソ。これに尽きます。流しそうめんのように上流から下流へ不動産の情報は流れてきます。自分よりも資金力があり、決断力があり、経験豊富な投資家が世の中には無数にいて、上流にいる彼らが誰一人として手をださないから、いまあなたの目の前にそのクソが流れついたのです」

 流しそうめんの下流の例として、どエンド君は無料セミナーの様子をあげます。

「都内の一等地にセミナー会場を確保して、受付のキレイなおねえさんから立派なパンフレットを渡されて、さらに無料でペットボトルのお茶までくれる。なんで企業がわざわざ時間と、お金をつかってまであなたを説得してくれるのでしょうか」

 きれいにパッケージングされた商品は、利益が乗っかっている状態と考えたほうが良さそうです。