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円安&インフレに負けない「資産防衛術」とは?推奨銘柄をマネー賢者に聞く

コラム

 昨年9月から消費者物価指数は上がりっぱなし。そして、円安にも歯止めがかからない。賃金は上がらず物価高は進む――スタグフレーションに陥るなか、我々はどのように資産を防衛すべきか。また、こんな時代に攻めとして保有すべき銘柄は何か。識者に聞いた。

投資

※画像はイメージです(以下、同じ)

価値の下がる円を“守りの投資”で

「円安は輸出系の企業には追い風。ですが、日本政府が庶民と大企業のどちらかを優遇するかといえば、献金してくれる大企業。年内中は円安インフレの流れが続く一方、賃上げは大企業で1年後、中小で2~3年はかかるでしょう」

 厳しい見通しを示すのは、ファイナンシャルプランナーの高橋成壽氏@fpooji)だ。価値の下がる円を低利の日本の銀行に預けても資産は増えない。では、どこで運用すべきか――高橋氏が挙げる“守りの投資”は、下記の4本の矢だ。

高橋氏が推奨する円の“逃がし先”

円安

2月24日のウクライナ侵攻開始とともに円は暴落し、円安トレンドが発生。消費者物価指数も顕著に上昇

● ドル建てMMF
 外貨での投資信託であるMMFは、金利水準が反映される。「動向が読みやすく安定性も高い。とりあえずドルを買っておこうという人におすすめです」

● 物価連動国債
 物価動向に合わせて元本が変わる国債。「これまでは“物価上がる上がる詐欺”で見向きもされませんでしたが、インフレ時では重宝されるでしょう」

● 米国債
 ウクライナショックで俄然、経済大国である米国の存在感が強まる。暴落のリスクが低いのは魅力で、1年物でも1%以上の金利が見込めるのが魅力

● 金
「有事の金」とも呼ばれ、希少性の高さと世界中どこでも換金できる堅い資産性が、“戦時下”には強く、欧州では買いの動きが強い。リスク回避にうってつけだ

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