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情報の「8割」を捨てる人から成功する訳。何でも知っているが、実は危険。

学び

「数の情報に期待しないこと」

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 ところが、プレゼンの準備段階で不思議な感覚に陥ります。「あれ、全部の内容をちゃんと覚えていない。印象に残っているところは、200ページ以上ある本の中でわずかしかない」と。考えてみると、人にプレゼンしたくなるほど印象的で学びが深かった箇所は毎回、全体の2割ほどだったのです。

「本から得る学びの80%は、20%の印象的な箇所からである」

 結果として使える情報が少数しかないのであれば、はじめから「多数の情報に期待しないこと」です。そのため、読書においても「2割も学びが得られれば充分」、「2割の大切な箇所を見い出せたら後は全部読まなくてもいい」と、割り切ることで時間の効率にもつながりました。

 ここでお話したかったことは、比率の話ではありません。本当に価値がある必要な情報は少なく、大多数の情報はノイズでしかないということです。そのため、情報と向き合う際は「優先すべき20%の情報は何か? 捨ててもいい80%の情報は何か?」の意識を持つことが大切なのです。

情報に振り回されない2つの成功術

 今度は、実際に「情報の捨て方」についても考えていきたいと思います。私がおすすめする方法が2つあります。1つ目は、気軽に「ブックマーク」をしないことです

 使えそうな情報があると「後で読もう!」と、“とりあえずブックマーク”しがちですよね。しかし、内容を吟味しないままブックマークするだけでは、使えない情報も膨大にたまります。これでは後で見返す際に整理の作業が大変です。ここで、ひと手間かけてください。一度、読み込んでからブックマークするのです。

 私の場合、読み込んだうえで不要な情報は捨て、ゴールに沿った必要最小限だけをブックマークするか、必要箇所の文章だけEvernoteなどのクラウド保存サービスにコピペして保存します。読んでから保存(あるいはコピペ)という「ひと手間」をかける時間は、後でノイズも含んだ情報を見返す時間がカットできるため、逆に効率的なのです。

ノイズに振り回されない情報活用力

ノイズに振り回されない情報活用力

「自分に必要な情報の効率的で精度の高い集め方(インプット)」から、「集めた情報の整理」、「情報を使いこなすための方法(アウトプット)」までを解説した、情報の本質を見極め、仕事の成果につなげていくために必要なスキルが身につく1冊

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