ラバーガールが語る『エンタの神様』特殊な収録現場と、コロナ禍でのコントライブ
『エンタの神様』の特殊性
――『エンタの神様』のお話が挙がりましたが、『エンタ』だけ見返すというのはなぜでしょう?
飛永:『エンタ』は特殊ですね。編集もありますし、テロップが入ることもあります。こういうボケをネタに入れてほしいと言われることもあるので、他のお笑い番組とはずいぶんと勝手が違います。だから「どんな感じに仕上がってるんだ」という興味がありますよね。
最近はあまりないですが、分ごとの視聴率表を見せてもらって「ラバーガールはこれくらいの視聴率だよ」と教えられることもよくありました。それをもとに「尺が短いほうがラバーガールにはおいしいよね」という考察があったり。
――では、『エンタの神様』に出るときは、それ用のネタを準備する形なんでしょうか。
飛永:完全にそうですね。昔は僕らも戦ってたんですけど(笑)。
大水:そうですね(笑)。僕らは割と淡々としているネタが多いんですけど、「もう少し大水君の喜怒哀楽が見えるようなものがいい」と言われたりして(笑)。あんまりその感じ得意じゃないなと思いつつ、そういう新しい一面を見せることでファンになってくださる人もいるかもしれないので、今は結構受け容れるようにしてますね。
飛永:ただ、番組に合わせてばかりというのもダメだと思うので、自分たちが面白いと思うことももちろん続けていきたいです。
運が良かった若手から「職業芸人」へ?
――2人は同世代の中だと早く売れたほうだと思うのですが。
大水:そうですね。芸人始めて4年目でバイトを辞めて、そこからバイトはしないままなんとかやってきてますね。そこが、ガツガツ感がないゆえんなのかな(笑)。
飛永:運がいいのかもしれないですね。先輩方がたくさん出ていたから『エンタ』も出させていただいたり、『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)も後半出させていただいたり。ちょっとやばいかなと思ったときに今度は『キングオブコント』で決勝戦に行けたり。それが上手くつながっていたというか。死なない程度の最低限の運はあるよな?
大水:そうだね(笑)。
飛永:職業芸人なのかもしれないな。
大水:たしかに。こういう設定で作ってくれと言われたらそういうネタが作れるしな。