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伝説の『電波少年』東大一直線、34歳で大学合格を果たした坂本ちゃん「衝撃的だった出会い」

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 2000年、『進ぬ!電波少年』(日本テレビ系)の企画「電波少年的東大一直線」で一躍大ブレイクしたタレント・坂本ちゃん(55歳・@sakamotochan)。

坂本ちゃん

タレント・坂本ちゃん

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 今年2021年3月には『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)のコーナー企画に出演。以降もしばしば同番組に出演するなど、元気な姿を見せています。あれから20年超。「父親は大嫌いで、母親とは絶縁した」という坂本ちゃんが、オーディションに呼ばれた時のエピソードや、ケイコ先生との出会いなどを振り返りながら、今思うことを語ってくれました。

家でも学校でも、他人の顔色を伺う子供だった

――今年55歳。30歳を過ぎた遅咲きのブレイクでしたが、そもそもなぜ芸能界に入ろうと思ったのでしょうか。

坂本ちゃん:小学校3年生、9歳の時にタレントになろうと思ったんです。私は本当に地味で、学校に友達はいないし、家でも男ばかり三人兄弟の真ん中の目立たない存在。いつもうつむいて下を向いているタイプだったんですね。

 そんな生活のなかで、当時のテレビが、すごくキラキラして見えて。その時、自分もその世界に入りたい、テレビに出たら、皆私にちょっと注目してくれるんじゃないかな? という思いがありました。多分現実から逃避したいっていう気持ちもあって……。

 でも、どうしたらなれるかわからない。そこで毎日毎日、神様にお祈りしていました。他には何も望みませんので、タレントにしてくださいって。そうしましたら、20数年かかったんですけれど、なれまして。私、時間はかかるんですけど、思ったとおりになってるんですよ、人生が。

トヨエツがきっかけで劇団に

坂本ちゃん

――とはいえ、お祈りばかりしていてもタレントにはなれませんよね。お笑いタレントという方向は、いつ決まったのでしょう?

坂本ちゃん:まず、劇団に入りました。豊川悦司さん(トヨエツ)の映画『きらきらひかる』(1992年公開)を見て、役者さんに憧れて。豊川さんが劇団3○○(さんじゅうまる)に入ってたっていうのを知って、同じ行動をしようと思いまして。東京に出てきて、小さい劇団の門を叩いていたんです。

 劇団募集に落ちる日が続くなか、ぴょんと入れたところで、1年間活動しました。そこは年に1回本公演がありまして、それ以外は劇団員でコンビを組んでネタを作って、お笑いのライブに出るっていう方針だったんです。

 みんなで青春っぽくやるのは楽しかったんですけれど、ここにいても次の展開はないなって思っている時に、相方だった添野豪くんから一緒に芸能事務所をまわらないかと誘ってもらって。1年で劇団をやめて、事務所まわりをするなかで、最後の最後に浅井企画さんに拾っていただきました。

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