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’22年も仮想通貨バブルで儲けられるか?3つのポイントをプロが大胆予測

コラム

日本の仮想通貨市場が活気を取り戻せるか

仮想通貨

 2021年はDeFi(分散型金融サービス)を利用した超高利回りの仮想通貨運用が脚光を浴びたが、「イーサリアムはDeFiの基軸通貨」と呼ばれてきただけに、先行き不安が浮上中。NFT(非代替性トークン)もブームを巻き起こしたが、「NFTへの資金流入量は10月をピークに、急速に減少している」(ヨーロピアン氏)状況だ。

 おのずと、仮想通貨全体の一時的な市場収縮が予想されるとか。

「今年5~7月の下値を試したときに何度もつけた3万ドル(約340万円)までビットコインは調整してもおかしくないと見ています。中国当局が徹底的に仮想通貨を規制していることを考えると、中国資本で中国人の役員・従業員が大半を占める大手取引所のバイナンスにメスを入れる可能性も捨てきれません。それが現実化するようなら、さらなる下げの余地もあるでしょう」(同氏)

超長期では10万ドル超えの可能性も

 ただし、悪い材料ばかりではない。ヨーロピアン氏は「超長期では10万ドル超えの可能性は十分」と見ており、調整局面は絶好の買い場となる可能性も。さらに、2022年は日本の仮想通貨市場が再び活気を取り戻す可能性もあるという。

「その理由はIEO(取引所を通じた新規トークンの発行)。今年コインチェックが実施したパレットトークン(PLT)のIEOは第一号案件として大きな注目を集め、多くの投資家が値上がり益を享受することができました。ただ、その後が続かず国内IEOはいまだ1件止まり。2022年こそは他の取引所でのIEOが本格化して、仮想通貨市場への資金流入が進む可能性があると見ています」(同)

 そもそも、世界的にインフレ圧力は強まり続けているので、インフレ・ヘッジのひとつの手段としてビットコインの需要は長期的には高まり続ける可能性大。実際、ヨーロピアン氏は「ここ数年、ずっとビットコインの積立投資を続けている」という。10年先を見越して、安値で仕込もう!

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