「飲み会はおごられて当然」超ケチな後輩に振り回される26歳先輩社員の本音
一昔前は先輩が後輩にご馳走するのが当たり前だったかもしれません。が、最近はさほど気にせず割り勘で支払うこともが多くなっている印象があります。
「俺らの世代ってもう先輩が奢ってあげなければいけないという風潮でもないんです。でも、後輩から『奢ってくれ』オーラを出されるとなかなか無視できないんですよね……」
そう悩みを話してくれたのは、都内で働くサラリーマンの小林真也さん(仮名・26歳)。というのも小林さんの会社には、まるでハイエナのような後輩がいるんだとか。
面倒な案件を押し付けてくる
「そいつ(Aさん)は俺の1学年下の25歳です。社会に出たら1歳の差は、そこまで先輩・後輩の要素が強い感じでもないと思うんですが、都合が良いときだけ後輩の顔をするんです」
同じ会社の営業職のAさんは手間が掛かる大手の取引先やクレームになりそうな案件を、真っ先に小林さんに相談し、そのまま丸投げしてくるそうです。
「面倒くさいといえば面倒くさいんですが、Aが行って契約に繋がらなかったり、大きなクレームになってしまうなら自分が先に行ったほうが、二度手間にならないから、まだ良いと思ってしまうんですよね」
忙しい時に仕事を押し付けられたら怒る人もいそうですが、そこは堪えているという小林さん。一体何が嫌だったんでしょうか。
「先輩は奢って当然」というスタンス
「主にお金が絡むときですね。一緒にメシに行くときは、ランチだろうと、飲みだろうと、俺や年上の先輩がいると絶対に1円も払おうとしないんです」
Aさんは、社員食堂の食券ですら先輩に払ってもらおうとするそうです。なんという鋼のメンタル……。
「Aを含む後輩3人と俺の計4人でランチに行ったときは最悪でした。1人1200円前後するランチプレートを食べて、さすがに割り勘だろうと思っていたら、Aが率先して『先輩の前で財布出すなんて失礼だよ!』って、大声でみんなに言って(苦笑)。結局、俺が払う羽目になったんですけど、1回のランチで5000円は正直キツいですよ……」
Aさん以外は、さすがに恐縮していたようで、その後、コーヒーや栄養ドリンクを差し入れてくれたそうです。
「俺がいくら先輩とはいえ、同じ会社なら給与計算はある程度わかるはず。そんなにもらってないことも普通の感覚だったらわかるんです。だから、たまにならまだ良いですが、月に何回も奢るのは……っていうのが本音です」